住宅ローンの返済タイミング

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他のローンと比較して住宅ローンは非常に低金利です。特に最近は超低金利ですので、退職金などでまとまったお金があったとしても、住宅ローンの繰り上げ返済には充てずに、現金は残しておいた方が良いと書かれている記事が多かったと思います。

特に投資で年利1%以上を稼げる経験を持っていれば、住宅ローン金利を上回る利回りが得られるという記事も目立ちます。また、住宅ローンを借りていれば同時に団体信用生命保険に入ることになるので、もしも自分に何かがあったとしても家族などに借金を残さなくて済むかもしれません。

しかし、日経スタイルに「資産形成のプロ 低利でも退職金で住宅ローン返す理由」というタイトルの記事が掲載されました。

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投資の運用益をあてにしても、相場がピークにあるときの1000円の価値と相場が下落したときの1000円の価値に違いがあるので、毎月、定額の引き出しをすることにはリスクがあるという「収益率配列のリスク」を記事では理由にあげていました。したがって、給与収入の中で生活が出来て、退職金はそのまま預けておくことができる環境にあれば、住宅ローンの繰り上げ返済をする必要はないが、収入が少なくなり、退職金を取り崩していかなければいけない環境であれば住宅ローンを繰り上げ返済した方が良いという内容と理解しました。

これから大きな出費が控えているかどうか、給与収入の見通しがどうなるか等、それぞれの人が置かれている環境は違いますので、住宅ローンの返済タイミングをどうするかということは、やはり人それぞれになります。また、この先の将来を正確に予測することも困難ですので、何か一定のフレームワークで考えれば画一的な答えが出るという代物ではありません。今回のような記事も参考にしつつ、考えていきたいと思います。

【2020/10/05追記】

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