セルフプレーの頻度拡大とゴルフ場のGPSカートナビの機能アップ

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最近ではキャディさんがつかないセルフのプレースタイルが定着してきています。キャディさんが付いてくれると、クラブの準備をしてくれたり、残り距離や危ないところを教えてくれたり、ボールを打つ前方に人が立っていた場合には安全確保のために注意をしてくれたりもします。

ただ、キャディさんがつくと、どうしてもラウンドにかかる総費用が高くなってしまいます。4人の組にキャディさんが一人付くと、一人当たり数千円の費用がかかってしまいます。ほぼ丸一日にわたってキャディさんが付いてくれているので、これは当然のことだと思います。

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セルフプレーの増加

ゴルフカート昔のように企業が接待でゴルフをしていたときには特に費用面では個人が心配する必要はなかったかと思うのですが、現在では接待ゴルフの頻度は相当に減っているのではないでしょうか。個人でラウンド費用を払おうとすると、やはり金額が気になるようになります。アコーディアなどの比較的安めのゴルフ場で首都圏だと、平日は7000円前後、土日祝日だと1万数千円というところが多いでしょうか。このようなゴルフ場ではもともと所属するキャディさんがいなくて完全にセルフスタイルのプレーしかないゴルフ場も増えています。

セルフでプレーするということは、キャディさんがやってくれていたことを自分でやらなければいけないということになります。クラブの準備は当たり前ですが、安全確保のための相互確認、残り距離の測定、グリーン上のピッチマークの修正、フェアウェイなどでの目土などです。

カートナビの進化

距離測定に関しては、個人で利用できるGPS距離計やレーザー距離計が普及してきているうえに、カートにもナビが搭載されて、カート位置からの距離が判るようになっています。

特に最近になってアコーディアが導入しているカートナビに関しては、単に残り距離が判るだけではなく、次に目標としている地点からピンまでの距離、同じ組内でのほかのスコア管理、コンペなどで複数組が出ている場合にはコンペ全員のスコアなどが判ります。ラウンド終了後にはその日のスコアをスマホで取り込んでしまう機能まで付いています。iPadのような端末に見えるのですが、よくよく見るとHuaweiのロゴが入っていました。

動いているアプリを調べてみると、新潟に本社がある株式会社テクノクラフトという会社が扱っているマーシャルアイという商品でした。

こちらの日本経済新聞の記事を読むと、ナビは中国製と書かれています。

優れもののゴルフGPSナビ 中国製品、ここにも - 日本経済新聞
ゴルフのプレースタイルが変化してきている。かつてはキャディーが付いて歩いてのラウンドが普通だった。今もその伝統を守っているコースもあるが、近年の猛暑時は来場者が激減する。重労働のキャディー確保も大問題で、プレー費も高くなるから、若い人たちが...

ただ、タブレット端末がHuaweiというだけで、その上で動いているアプリは日本製だったということで、日本も頑張ってくれているなと安心しました。

コースのメンテナンス

ただ、目土やピッチマークの修正といったところは、あまり積極的には行われていないようにも見えます。同じコースでも、朝早い時間帯に回ると、フェアウェイもグリーンもとても綺麗なのですが、遅い時間帯に回ると、グリーンはピッチマークで凸凹になってしまっています。

楽天GORAやGDOなどでゴルフ場に関する個人のレビューが並んでいますが、コースがよくメンテナンスされているという意見とコースのメンテナンスが悪いという評価が同じコースで出てきてしまうのは、セルフプレー時のマナーに起因する問題が多いのではないかと思います。

今後の方向

今後も一部の格式のある高級なゴルフ場を除いては、セルフプレーがより一般的になっていくものと推測されます。どんなにカートナビなどの技術が進化しても、コースのメンテナンスは人が行わなければいけないので、プレーヤー個々にマナー向上に対していかに関心を持ってもらうかが大きな課題なのだと思います。

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