スマホの動画見放題に対する通信制限も含め総務省が指針発表の方向

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IIJmioの格安SIMでスマホのデータ通信をしているのですが、最近、出勤前やお昼休み、定時後のネットワークの混雑が非常に激しくなってきました。ブラウザで新しいサイトを表示させるだけでも、ずいぶん、待たされることも多いです。ちょうど、これらの時間帯はサラリーマンが一斉にスマホを使うので、どうしても負荷が集中してしまいます。

これらの時間帯に電車の中で様子を見ていると、スマホで動画を熱心に見ている人も多いです。ワンセグで視聴している分にはネットワーク負荷に対しては無関係なので良いのですが、Youtubeなどのコンテンツを視聴しているのだとすると、大きなネットワーク負荷がかかってしまい、格安SIMにしわ寄せがどうしても行ってしまいます。

総務省の資料を見ると面白い統計データがありました。

トラフィックのカテゴリー別シェアで、動画視聴は57.7%を占めているそうです。WEB閲覧はたったの17%です。ダウンストリームのサービス別シェアでは、NETFLIXが15%、HTTP MEDIA STREAMが13.1%、YOUTUBEが11.4%となっています。

また、セロレーティングサービスの提供状況も整理されていました。ソフトバンクのデータ定額50GBプラスでは、Youtube、AbemaTV、TVer、GYAO!、hulu、LINE、Twitterなどが対象になっているのだそうです。KDDIのauフラットプラン7プラスではTwitter、Instagram、Facebook、+メッセージが対象になっています。

ゼロレーティングサービスは契約している人にとっては対象コンテンツを視聴する際に大きなメリットがありますが、その分、ネットワークに大きく負荷をかけてしまうことについては規制をかけるべきだという意見もあります。

総務省としてはゼロレーティングサービスの対象とならないアプリやコンテンツを提供している中小事業者の排除につながったり、回線が混雑することを懸念しています。今後、回線が混雑している際に通信量の多い利用者から順に制限をかけていく等の指針案を公表し年内にも実施に移すとしています。

この規制により混雑する時間帯の通信量がどの程度緩和されるか、大いに期待したいところです。

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