首都圏と伊豆を結ぶ「サフィール踊り子号」が登場

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サフィール踊り子

JR東日本は2020年3月14日のダイヤ改正で新しく登場する観光用の特急列車、サフィール踊り子を品川駅で公開したことを日経新聞が報じていました。この列車の最大の特徴は全座席が一般のグリーン車と同等かそれ以上の客席を備え付けていることです。

列車は東京または新宿駅と伊豆急下田駅の間を8両編成で結びます。定員はたったの164人、首都圏を走る通勤電車は1両でも100名以上の定員がありますので、一人当たりの空間に余裕をとっていることがよく判ります。

1号車は普通のグリーン車よりも豪華なプレミアムグリーン車となっていて、定員は20人しかありません。一つの車両の中にたった2列の座席が縦に10個並んでいるという豪華な空間の使い方をしています。大きなソファーのような椅子と天窓から優しく入り込む日差しが車内を演出してくれます。荷物は視界を遮らないように座席の下に入れるようになっているそうです。また、インバウンドのお客様向けには大型荷物を各車両の荷物置き場に設置できるように配慮されています。

2号車、3号車の車両には家族連れや友人同士の旅行に向けて4人用、6人用のグリーン個室があります。

4号車にはラーメンをその場で調理してくれるカフェテリアを併設しています。JRのほとんどの列車から食堂車やカフェテリアは廃止されてしまいましたので、新しくカフェテリアが併結されている列車が登場するのは面白いことだと思います。また、なぜラーメンという選択をしたかも興味深いです。調べてみると、海外から注目を集める料理店「傅(でん)」の長谷川在佑氏が監修したラーメンが提供されるとのことで

5号車から8号車まではグリーン車となていて、横に3列しかない構造になっています。

列車名の「サフィール」という名前はフランス語で宝石のサファイアを意味していて、青く美しい伊豆の海と空のイメージから決めているとのことです。

グリーン料金は100Kmまでが1050円、200Kmまでが2100円、伊豆急行線内は一律780円です。また、プレイマムグリーン車の料金は100Kmまでが2550円、200Kmまでが3600円、伊豆急行線内は1600円です。グリーン個室料金は4名用が8400円、6名用が12600円、伊豆急行線内では4名用が3120円、6名用が4680円です。

目が飛び出るほど値段が高いというわけではなさそうなので、伊豆に列車で行くときに使ってみたいと思います。

なお、今回のサフィール踊り子号の運転開始に伴って、スーパービュー踊り子号は廃止される予定です。

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