ターゲット広告を契機に感じたcookieの恐怖

先日、職場のパソコンで調べ物をしていたときに、Yahoo!の記事を読んでいたのですが、ふと右サイドに表示されている広告に目が留まりました。楽天市場の広告だったのですが、先日、自分が楽天市場で購入したスタッドレスタイヤの広告が出ていました。このスタッドレスタイヤは楽天市場のお気に入りにも登録してあります。

もしかすると、購入済みの商品を広告に出しても仕方がありませんので、もしかするとお気に入りに登録している商品を表示しているのかもしれません。

しかし、ちょっと怖くなってきました。同じパソコンで楽天市場にログインすると、そのパソコンに楽天市場のクッキーが残って、Yahoo!のサイトを閲覧しているときに広告が楽天市場にアクセスし、楽天市場のお気に入りの情報を引っ張ってきているということになります。

ただ、職場のパソコンでは楽天市場にアクセスした記憶がありません。なぜ、Yahoo!のサイトを閲覧しているときにその個人の情報を楽天市場に紐づけて、楽天市場のお気に入りの情報を取得できたのか、どうしても頭の中で答えが見つかりませんでした。

ネットで情報を調べてみると、楽天の行動ターゲティング広告という仕組みがあるようです。楽天の閲覧履歴からおすすめ商品を表示させるためのcookieを保存しているのだそうです。このcookieは削除することが可能で、chromeであれば、「ニュー→設定→プライバシー→コンテンツの設定→cookie→すべてのcookieとサイトデータ→Rakutenで検索し削除」で削除可能です。

Cookieを削除してただけでは、またサイトを閲覧していると新たなcookieが作られてしまいますので、オプトアウトをしなければいけません。こちらからオプトアウトができます。

Cookieポリシー | 楽天株式会社
Cookieポリシーと広告の配信停止方法について

調べてみると、デフォルトで「有効」となっていました。気持ちが悪いので、こちらをオプトアウトして無効にしました。

また、行動ターゲティングの情報は他社にも提供しているようです。提携先のURLが上記サイトに並んでいますので、それぞれオプトアウトしておきました。非常に多くの企業に提供していることが判ります。

また、職場のパソコンでなぜYahoo!と楽天の紐づけが出来たのかに関してヒントとなる情報も載っていました。

私たちは、お客様が複数のブラウザや環境で私たちのサービスを利用する場合であっても、お客様に適切と思われる広告をシームレスに提供するため、お客様に紐づく種々の識別子(Cookie ID、ADID/IDFA、IPアドレス等を含みます。)をリンクさせる場合があります。これにより、異なるブラウザまたは環境を使っているお客様の一致を確認し、または推測することにより、お客様により適切な広告をお届けすることができます。また、法令の許容するところに従い、提携先である第三者からもクロスデバイスのために情報を受け取る場合があります。

異なる環境でも人の一致ができるように試みているようです。

楽天であれば買い物に利用するために個人情報も登録していますので、いろいろな行動がネットから自動的に収集することが可能だということになります。

1月14日にWebブラウザのChromeでサードパーティ製のcookieのサポートを段階的に廃止していき、2年以内に完全に廃止することを発表しました。やはり個人のプライバシーの保護が目的です。

また、2020年1月8日付の日経新聞の記事では、世界でcookieに対する規制が強まっていることが報道されています。例えば日本では2020年予定の法改正で共有時に個人が特定される場合は同意が必要に
なるとされています。

Cookieのような仕組みは利用者に便利なサービスを提供できる反面、プライバシー保護の観点では悪用しようと思えば非常に危険な仕組みにもなりえます。各国ともcookie規制の内容が異なっていることからも判るように現時点ではプライバシー保護と利便性確保のどこで着地させるか、試行錯誤をしている段階ですが、今後はその着地点も徐々に定まってくるのではないでしょうか。

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