「仕事が早い人はどんなメールを書いているのか」を読んで

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Amazonプライムリーディングで「仕事が早い人はどんなメールを書いているのか」という書籍を読んでみました。共感できる内容もありましたが、読む人の環境によっては共感できない部分もあると感じた書籍でした。

もっとも気になったのは、「優先順位をつけない」ことが良いとしていることです。例えば経営者等、意思決定が主体の人はメールが来た順番に処理していけばよいと思うのですが、メールを受け取ることにともなって、ある程度の分量の作業が発生する人は「優先順位」をつけないと仕事が回らなくなります。

経営者の中でも重要な意思決定をしなければいけないような内容を含んでいるメールであれば、優先度を上げて処理する場面もあるでしょう。一律に優先順位をつけないことを推奨するのはよろしくないと感じました。

逆に「主導権を握る」というパートについてはその通りだと思います。相手からのメールを受け身でこなして、何回も相手との間でメールをやりとりするのは時間の無駄です。この先、どう展開していくのかということを先に想定して、自らが主導権を持つ気持ちで発信や返信をしていくことがとても大切です。

この本はメールを題材にしていますが、ゴールを設定して俯瞰逆算思考でタスクの全体像や段取りを設計し仕事に取り掛かるというのは目標設定のための大事な仕事の仕方です。その考え方をメール処理に当てはめて解説しているのが本書の内容になっていると理解しました。

俯瞰逆算思考に関しては、本田直之氏のレバレッジ・シンキングという書籍の内容が判りやすかったです。

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