アイリスオーヤマは引き算の哲学を徹底

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坂上&指原のつぶれない店をテレビで見ていると、アイリスオーヤマの話しを紹介していました。以前はアイリスオーヤマと言えば、どちらかというと押し入れの中に入れる透明のプラケースのイメージなのですが、現在は洗濯機、テレビ、ゴルフの距離計測器、照明装置、炊飯ジャー、サーキュレーター、掃除機、冷蔵庫、クッキングヒーター、空気清浄機、電子レンジ等々、本当に幅広い製品を発売しています。

電気屋さんでもアイリスオーヤマの製品がいろいろ展示されています。しかも他社の製品と比較して値段が安いです。中国ブランドの商品も安いですが、アイリスオーヤマも魅力的な価格を付けています。なぜそれが可能なのか、それは引き算の哲学に基づいています。

普通、日本の電気メーカーは海外の廉価な商品に対抗するために、様々な機能を追加する方向で戦略を練ることが多いです。そうすると、どうしても値段が高くなってしまいます。ところが、アイリスオーヤマは引き算です。

例えば、ドラム式洗濯機では乾燥機の機能を引き算しました。なんとなくドラム式洗濯機は洗濯物を入れれば乾燥まで一気に仕上げてくれるので、乾燥機能は喜んで使われている印象があります。しかし調査した結果、蓋を開けてみると共働き家庭にあっても乾燥機能はあまり使っていないとのことが分かったそうです。

これにより、他のドラム式洗濯機と比較して、アイリスオーヤマの製品は十分に価格を下げることができました。

他にもエアコンには流行りの自動フィルターお掃除機能は足し算をしていません。各社お掃除機能を付けているけれども、そんなにキレイにならないので結局は自分で掃除している人も多いとのことが分かったそうです。いわば、アイリスオーヤマは基本機能に徹する方向になっています。

実は引き算の経営の例は他にもあります。流行りの千円カットもそれまでは3千円以上した床屋の料金に価格破壊を起こしました。ひげ剃りや洗髪といったサービスを無くして、カットのみのサービスにすることで作業にかかる時間も減って人件費も削減できました。

中古車のガリバーも買取に専念して、自社では販売には力を入れていません。買い取った車をオークションにかけて販売することに力を入れています。自社で販売をすると展示するスペースが必要になったり、売れ残りを抱えてしまうリスクがありますが買取専門にすることでリスクが軽減できました。

これからも引き算の経営は一つのヒントになるのではないでしょうか。

ただ、最近のアイリスオーヤマのCMを見ていると、「テレビを音声で操作する」というものがあります。スマートスピーカーを始めとして最近の流行りではありますが、少し引き算の経営から逆行しているような機能のような気がします。

アイリスオーヤマはマスクの増産でも話題になりました。月あたり1億5千万枚を30億円を投資して生産することを発表しています。当初は中国の工場で生産していましたが、中国で輸出規制があったため、日本で生産することを決めたそうです。

今後もアイリスオーヤマがどんな形で発展していくのか気になるところです。

【2020/08/05追記】

この新型コロナウイルスの影響下でも、今年度の売り上げが140%を記録するとテレビ(ソクラテスのため息〜滝沢カレンの分かるまで教えてください〜)で紹介していました。

アイリスオーヤマ社の売り上げ人気ランキングも紹介されていて、第5位がリンサークリーナー、第4位が左右温調ホットプレート、第3位が水を入れる量を教えてくれる銘柄はかり炊きIHジャー炊飯器(カロリー計算機能付き)、第2位が音声操作家電、第一位は布団乾燥機カラリエとなっています。

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