令和2年10月3日(土曜日)、午後9時からNHK BSプレミアムで、伝説のコンサート“山口百恵1980.10.5日本武道館」が放送されました。山口百恵が引退した際のラストコンサート、もう40年も経ってしまいました。このコンサートは「伝説から神話へ」として、今までもDVDで見ることができました。
しかし、DVDに収録されている曲目リストよりも、今回、NHKで放送される曲目の方が多いです。DVDには1983年版、完全オリジナル版等の種類がいくつかあるようで、完全オリジナル版とは曲目が同じのようでした。
曲目リスト
今回放送された楽曲は以下の通りです。
- 「OVERTURE」
- 「This is my trial(私の試練)」
- 「横須賀サンセット・サンライズ」
- 「I CAME FROM横須賀」
- 「プレイバック Part1」
- 「プレイバック Part2」
- 「絶体絶命」
- 「イミテイション・ゴールド」
- 「愛の嵐」
- 「夢先案内人」
- 「謝肉祭」
- 「横須賀ストーリー」
- 「「スター誕生」AGAIN」
- 「ひと夏の経験」
- 「禁じられた遊び」
- 「冬の色」
- 「湖の決心」
- 「春風のいたずら」
- 「青い果実」
- 「としごろ」
- 「ロックンロール・ウィドウ」
- 「いい日旅立ち」
- 「一恵」
- 「曼珠沙華」
- 「秋桜」
- 「イントロダクション・春」
- 「不死鳥伝説」
- 「歌い継がれてゆく歌のように」
- 「さよならの向う側」
- 「This is my trial(instrumental)」
本当に有名な曲ばかりだと思うのですが、この中で唯一、プレイバックPart1という曲があることを知りませんでした。
民法の別の番組で言っていたのですが、国鉄の「いい日旅立ち」キャンペーンを提供していたのが日本旅行と日立製作所だったため、いい「日」本「旅」行日「立」製作所となったということなのですが本当でしょうか。
作品
山口百恵の歌声ははりと伸びがあって、やはり一味も二味も違う歌手だったということがよくわかります。アイドル歌手とはまったく立ち位置が違っていたということなのでしょう。山口百恵が芸能界で活動したのは1973年から1980年のたった8年間です。これだけの期間でこれだけたくさんの名曲や山口百恵自身の存在感を40年たった今でも残し続けているのはすごいことだと思います。
また、生まれたのは1959年、このコンサートは1980年のときに行われていますので、年齢は21歳だったことになります。21歳でこんなに堂々と日本武道館でMCをして歌い上げるということも凄いことです。
画質、音質
また、驚いたのはその画質です。40年も前の録画ということは間違えなくアナログで撮影していると思うのですが、輪郭や細かいところまでキチッと描写されていて解像度がとても細かいです。今回、最新の技術でリマスターした映像での放送だそうです。さすがに画面のサイズは4対3、現在のテレビで見ると両側に額縁ができてしまいます。ここばかりは映像を補完するのは難しいでしょう。
音声の方もノイズが少なくてダイナミックレンジがとても広い放送でした。音が小さい場面で聞こえるくらいの音量で調整すると、曲のサビの部分ではうるさくなってしまいます。テレビ放送とは思えないような編集でした。
BS4Kでは10月5日に放送される予定です。
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