日産ノートは全車 e-Power搭載でデザインも高評価

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日産の人気コンパクトカーであるノートの新モデルが発表されました。発売日は12月23日です。自動車専門誌などの評価を見ると総じて高い評価を受けているように見えます。

ベースグレードでも200万円を超えるため、ライバルのホンダ フィット、トヨタ ヤリスハイブリッドなどと比較して高価に見えてしまうのですが、上級グレードは価格を抑えているので手の届きやすい印象を受けると評価している雑誌もありました。

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カーナビ地図と連動

今回のノートでは日産が国内仕様としては初採用となるナビリンク機能付きプロパイロットという機能を搭載しています。制限速度に合わせて設定速度の切り替えをしたり、カーブの曲がり具合に合わせて減速をしてくれる機能が付いています。

ナビの地図が古くなったときに正しく動作してくれるのかどうかが気になりますが、これは実際に利用した方のレビューを待ちたいと思っています。

デザイン

デザイン的には全長を4045mmにやく55mmほど短くしています。以前は車内に収容できる荷物の量を競っていた時期もありましたが、今は競争のポイントが違ってきているようです。

駆動系

今回のモデルチェンジでガソリンエンジン車は無くなりました。全てのグレードでe-Power搭載となります。エンジンは発電機を回す用途にのみ利用していて、車の走行にはモーターを使う仕組みになっています。

しかも、e-POWER のシステムも前モデルからは一新されて、モーターやインバーターなどが変わっています。特に駆動用のモーターについては先代に比べて最高出力が6%、最大トルクが約10%向上しています。走行モードはエコ/スポーツ/ノーマルの3種類です。

一方で発電をするためのガソリンエンジンは従来と同じHR12DEが採用されています。1.2リットル直列3気筒エンジンです。ロードノイズが大きいときはエンジンの駆動音が気にならなくなるので積極的に発電をして、静かに走行をしているときは出来るだけエンジンを回さない制御をすることで車内の静寂性を追求しています。

制御

アクセルペダルの踏み込み量が大きく素早いときは機敏な加速をします。アクセルペダルを戻したときはエコ、スポーツモードのときは回生充電を行って速度を積極的に下げますが、この動作が今までよりも滑らかになりました。

さらにエコ/スポーツモードでもクリープ現象が設定されています。

日産自動車は経営的にかなり苦労をしていますので、今回発表されたノートがどのくらい売れるのかによって会社の命運が決まっていると言っても過言ではありません。ノートの売れ行きによっては競合他社も対抗策を打ち出してきますので、これからのコンパクトカーにまつわる熾烈な競争はどのような戦いになるのか気になるところです。

【2020/12/30追記】

値段

最近の報道を見ていると日産ノートは基本の価格は安いものの、プロパイロットなどのオプションを付けていくと、価格がかなり高くなってしまうことが指摘されるようになりました。フル装備だと330万円を超えてしまうということなのでコンパクトカーとしては高い印象はあります。

まだ街で新しいノートは見かけていないような気がします。12月23日発売ということなので、そろそろディーラーから納車されている人も増えてきているのではないかと思います。この先、どの程度の売れ行きになるのか気になるところです。

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