NTTドコモのメインブランドで月額2980円のプラン発表(ahamo)

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NTTドコモでメインブランドにおける通信料金の値下げと、サブブランドの新設が検討されているという報道が前々からありましたが、今度はFNNプライムオンラインで、驚くような報道がありました。(実はFNNと同じグループのSankeiBIZでは11月30日の時点で同様の報道をしていたことに今気が付きました)

NTTドコモではメインブランドで20GBで3000円以下という月額料金を軸に導入する方向で検討に入っているとのことです。従来は60GBまでの大容量プランを7150円で提供していましたが、ソフトバンクとKDDIはサブブランドで20GBの料金プランを2021年春に新設する方向で検討をしていました。サブブランドで格安なプランを販売する分には、メインブランドからプラン変更は消費者にとってある程度の障壁があると踏んでの戦略だったのではないかと思います。

ちなみに現在のシェアは下記のようになっています。

NTTドコモ 34.9%
au     24.6%
Softbank  15.5%
UQモバイル 3.0%
Yモバイル 2.5%

これを見てもサブブランドのUQモバイルやYモバイルは影響が軽微なことが判ります。

ところがNTTドコモはメインブランドで20GB、3000円以下というプランを本当に提供するのだとすれば、価格値下げに向けて本当に大きなインパクトがあると思います。NTTドコモは自社内でプランを移行する場合には手数料を取らない方向で検討していると伝えられています。

月に20GBもあれば、ほとんどの人は通信量としては十分だと思いますので、かなりの割合の人が新プランに移行するのではないでしょうか。ソフトバンクやKDDIのようにブランドの乗り換えの手間がないのは良いと思います。

今回の3000円という料金は間違えなく、楽天が発表したデータ通信無制限、通話無制限で2980円というRakuten UN-Limitが視野に入っているものと思います。もしも大手のNTTドコモが本当に3000円弱で20GBという料金プランを発表するのであれば、Rakuten UN-Limitに移行する人はほとんどいなくなってしまうものと思われます。逆にRakuten UN-Limitを現在は無料で使っている利用者が来年4月以降の有料化とともにネットワークインフラが整備されている他の携帯電話会社に流れてしまう危険もあります。楽天モバイルの中でも今回の報道を受けて急ピッチで見直しが進められるのではないかと思います。(11月の読売新聞のインタビューで三木谷社長は値下げ余地があると回答しています)

NTTドコモでは12月3日にも新しい料金プランを発表する見通しだとFNNプライムオンラインでは報じています。日経新聞でも同様の報道に追加して、20GB月3000円のプランは顧客層は若者を想定し契約手続きは窓口ではなくインターネットで行うセルフサービスを打ち出すと報道しています。12月3日午後2時に東京都内で記者会見の予定が発表されたので、果たして新プランの内容はどのようなものになるのか楽しみです。

【2020/12/03追記】

日本経済新聞社では午後2時からの記者会見をライブ中継します。日本のモバイルが今後どうなっていくのかを予測する上で、やはり今回はかなり関心の高い発表になりそうです。歴史的な転換点になるのかもしれません。

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記者会見開始

記者会見が始まりました。新プランの名前はahamo、次世代通信企画の5Gにま対応します。ahamoはサブブランドではなく、20代にとってはメインのプランであり好評で支持が得られればブランドになるとNTTドコモでは回答しています。

データ通信は20GBまで、通話料は5分以内まで国内通話無料です。20GBを超過した際も最大1Mbpsで通信できるので、さほど違和感なく利用できそうです。

かなり魅力的なプランなので、KDDIやSoftBankは追随値下げの検討に入っているのではないでしょうか。楽天モバイルは今後の投資回収計画にも影響する重要な局面だと思います。

今後のドコモの料金プランは、従来と同様の店頭サービスを受けられる「プレミア」、今回若者をターゲットにして発表した「ニュー」、MVNOとの連携により低価格を実現する「エコノミー」という大きく三つに分類された形になります。プレミアに当たる現在のギガホ、ギガライトにあたる新しいプランは12月中には発表される予定です。

セット割の扱い

ahamoにプランを切り替えると、ファミリー割引、docomo光セット割、dカード割などはすぐ適用外になると、ドコモの広報部では説明していることをケータイWatchが報道しています。

【2021/02/05追記】

事前申し込み100万件突破

ahamoの事前申し込みが2月5日現在で100万件を突破しました。楽天モバイルが去年の4月から10ヶ月弱で230万件の契約があったのと比較すると、やはりハイペースではあります。信頼のNTTドコモのなせる技ということになるでしょう。このうち何件が契約に結びつくのかはこれからになるので、まだまだ目が離せません。

【2021/02/28追記】

更なる値下げ?

テレビ朝日などではNTTドコモのahamoがさらに値下げする方向で調整していることを報じています。KDDIやソフトバンクが通話料金を外して2480円としたことにより、NTTドコモの料金が割高に見えてしまっているため、このような報道が出ています。

NTTドコモは通話料金を分離しないで対抗するプランを検討していることをテレビ朝日では報道していました。

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