楽天モバイルのプラン発表で格安SIMは大きな打撃か

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楽天モバイルが3大キャリアへ対抗して驚異的に安いプランを発表しました。データ通信料が1GBまでの利用月は無料、3GBまでのときは980円、20GBまでのときは1980円、20GBを超えるときは無制限で2980円というプランです。一つのプランでいろいろな利用者のニーズを満足してくれるので、まさに破壊的と言っても良いプランだと思います。



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このプランの発表と同時に楽天モバイルには申し込みサイトが閲覧しにくくなるほどの加入申し込みが殺到しています。このプランの発表により、三大キャリアが影響を受けることは間違えありませんが、それ以上に深刻な影響を受けるのが格安SIMを提供している業者です。

格安SIMはMVNOともいわれていて、大手のキャリアからまとめて回線を借りて、その中を小分けにして消費者に提供することで営業をしている会社です。たとえばOCNモバイルONE、mineo、BIGLOBEモバイル、IIJmio、イオンモバイルなど、たくさんの業者が乱立しています。

例えば、IIJmioを例にとると現在提供されているプラン(音声付き)は以下の通りです。

  • ミニマムスタートプラン(最大3GB) 1600円
  • ライトスタートプラン(最大6GB) 2220円
  • ファミリーシェアプラン(最大12GB) 3260円

楽天モバイルが発表したプランと比較して驚異的に高く見えてしまいます。NTTドコモが発表したahamoのプランと比較しても、20GBで2980円、しかも5分までの通話が無料なので断然にahamoの方が安いです。

IIJmioのプランではまったく自分で回線を提供している会社(MNO)と比較して太刀打ちできなくなってしまっています。IIJmioでは契約から最初の6か月間はキャンペーンで割引をして見かけ上の料金を安くなるサービスを実施していますが、半年たてば元の料金に戻ってしまうので消費者から見てメリットがありません。

IIJMIO

UQ mobileやY!mobileはそれぞてauやソフトバンクのサブブランドなのでまだ何とか競争力を保つことができるかもしれませんが、IIJmioなどMNOとは独立して事業を運営している会社は厳しい状況に立たされていると思います。

今後は楽天モバイルの水準以下の料金プランでMVNOが回線を提供できないと挽回は難しいでしょう。とすれば、MNOがMVNO業者に回線を売るときの価格を今よりもずっと下げなければいけません。1月にはMVNOの業界団体が総務省に対して、MNOの新料金への対抗が困難として、公正な競争のための緊急措置が必要だと要望しています。総務省も携帯電話料金を下げるためにMVNO業者の育成を今までしてきたことから、ここにきて梯子を外すことはできないでしょう。

各キャリアが新料金でサービスを開始する3月に間に合うように総務省なども含めた調整が裏側では進んでいると思いますが、今後の動向がとても気になるところです。

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