みずほ銀行のシステム障害と事後対応の問題

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2月28日に「みずほ銀行」で大規模なシステムトラブルが発生しました。トラブル発生時にATMで処理をしていた人は挿入したキャッシュカードや預金通帳が出てこなくなり、また備え付けの電話機でも連絡が付かず、4時間待っても係の人が来ないという状況になってしまったことが報道されています。銀行によると影響は全国に及んで28日午後7時40分の時点で全国にあるATMの54%余りにあたる2956台が利用できなくなりました。

一方でイオン銀行やコンビニATMでは不具合が起きませんでした。みずほ銀行ではこれらのATMを利用してかかった手数料は後日返金するとしています。ただ、キャッシュカードが吸い込まれてしまい、コンビニATMも利用できなかった人は大変だったのではないかと思います。

電話がつながらなかったり、4時間経っても誰も来なかったりした点から考えると、大規模にATMが利用不能になった際にどのような対応を実施すべきか、対策マニュアルも不完全だったのかもしれません。

今回のトラブルの原因は定期預金口座の取り引きのデータ更新に伴う不具合とのことですが、このトラブルとATMからカードや通帳が戻ってこないというトラブルの因果関係はまだ公表されていません。金融庁では詳しい原因の報告を求めています。

みずほ銀行では2002年4月のみずほ銀行が発足した日にシステム障害が発生して二重引き落としなどが発生しました。また、2011年3月には東日本大震災後に大量に振り込まれた義援金が原因でシステム障害が発生しました。

その後、2019年7月にシステムの大刷新を実施しMINORIが稼働しましたがこの際は万全な準備を実施して大きなトラブルは発生しませんでした。

みずほ銀行では2月28日時点では記者会見を実施していません。東京証券取引所で昨年10月1日に終日取引不能になるトラブルが発生した際には、その日のうちに記者会見を実施し、その内容がとても良かったと絶賛されています。経営陣が「調査中」や「確認中」というフレーズを使用せずに説明を行った点です。みずほ銀行の記者会見が行われるとすれば、どこまで経営陣がシステムの安定稼働について配慮をしていたかが試されることになります。

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