トヨタの高級車ブランド「レクサス」における不正車検

トヨタ自動車の高級車ブランド、「レクサス」を取り扱っているトヨタモビリティ東京レクサス高輪で不正車検があったことをトヨタが公表しました。

法律で指定されている整備のうち一部の検査(ヘッドライトの明るさ、フロントタイヤの角度、パーキングブレーキの利き)について基準を満たす値への書き換えや一部の検査を実施していなかった事実(排気ガスの成分、スピードメーターの精度)が見つかったようです。対象台数は565台にものぼるようです。

なぜ高級車ブランドで手抜き?

激安車検で手抜きがあったということであれば、「やっぱりか」と思ってしまうのですが、今回のように社会や顧客からの信頼を重視する高級ブランドで手抜きがあったということを聞くと驚いてしまいます。しかも、パーキングブレーキの利きなど人命にも影響しかねない部分で不正があったというのは、ただただ驚くばかりです。

国の監査により発覚

今回、このような事象が見つかったのは何がきっかけだったのかについては、特に記事には記載がありませんでした。ただ、このような手抜きは内部告発で発覚することが多いような印象を持っています。

もう少し調べていくと、共同通信の報道の中に答えがありました。4月以降に行われた自主検査では見つけることができず、その後の6月の国の監査で不正が発覚しました。今回公表された565台は2019年6月以降に確認できた件数でそれ以外にも不正が行われた可能性があると報じています。命にかかわるような車検という制度、国がしっかりと監査してくれていて良かったと思います。

本当に現場で不正を実施?

トヨタの公表によれば、増加する仕事の量に対してエンジニアを中心とした人員や設備の増強が追い付いていなかったことが原因としてあげられています。

ただ、エンジニアの皆さんの稼働量が増えて労働基準法に抵触するような状況になりかねませんし、逆にこのような手抜きをすれば少ない工数でたくさんの車の検査をできるようになり原価率が下がるため、お店の管理者やトヨタの幹部も何らかの異常に気が付くことは容易いとも思えます。

トヨタの発表内容を見ると大変な状況の中で現場で不正検査が行われてしまったと読めますが、本当に組織の上の人が知らなかったのか、とても不思議に思えました。

ネッツトヨタ愛知プラザ豊橋でも同様の不正車検

さらに調べてみると、2021年3月31日にネッツトヨタ愛知プラザ豊橋で5158台の不正車検が発覚したという報道もありました。本来行うはずの整備・点検を省いた手抜き型の不正車検だったとのことです。

こちらもスピードメーターの誤差を図る検査を実施しない、サイドブレーキの制動力を測る検査を正しく実施しない、排ガスの一酸化炭素濃度の検査を省くなど、レクサス高輪と同じ不正が行われています。

なぜ、この不正が見つかっていたにもかかわらず、同じトヨタの系列で自主的な横並び点検による摘出ができなかったのでしょうか。

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