通販の石材屋「まごころ価格ドットコム」で多磨霊園に建墓

4.0

昨年の多磨霊園の新規募集に応募して、無事に2平米弱の区画が当選しました。多磨霊園の一般的な区画の中では最も狭い2平米程度以下の区画になります。秋には利用料の払い込みを実施して、この1月に利用許可証が東京都から届きました。これで墓石を建てることができます。

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一時収蔵

遺骨は同じ多磨霊園の「みたま堂」に一時収蔵をお願いしています。こちらで紹介しています。

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もしも、みたま堂に30年の長期収蔵をお願いしたいときには、とても高い倍率を勝ち抜かないと受け入れていただけないのですが、一時収蔵であれば特に抽選に応募することなく預けることができます。

墓石に関してはすでに昨年のうちに幾つかの石材屋にカタログを申し込んでいて、石材屋によっては石のサンプルまで送ってきてくれていました。ただ、毎週のように電話してくるところもあり、その石材屋は最初に候補から落としました。

通販専門の石材屋

これらのカタログの中で候補の一つに残ったのは、通販専門の石材屋さん、「まごころ価格ドットコム」です。ネットで調べてみたのですが、ほとんど実際に「まごころ価格ドットコム」を利用してお墓を建てた人の感想や評判がヒットしません。まごころ価格ドットコムの公式サイトには利用者の声が載っているのですが、できれば第三者的な媒体の評価が欲しかったです。そんなことで、こちらでは詳細にレポートを載せます。

こちらは分厚いバインダーに入ったたくさんの種類の墓石が載っているカタログを送ってくれます。税抜50万円、80万円、120万円の3つのシリーズがあります。本当にたくさんの種類のお墓があるのですが、意外と2平米程度に合うお墓の種類は少ないです。多分、相談すると他の平米用のお墓が使えたり、他にも種類があるのだと思います。

キャンペーンで安くなることも

民間霊園などでは石材店が指定されているところが多いので、まごころ価格ドットコムではやはり公営霊園の需要が多いのでしょうか。都立霊園の当選者が決まった後の12月、および東京都から利用許可証が交付される1月に特別な墓石のセールを開催していました。この際に送られてくるチラシに載っているお墓は先にもらっていたカタログに載っていたものとは別のデザインのものでした。

見積もり取得

そこでセール対象の墓石を2種類選んで、当選した区画の写真や寸法、申し込みたいデザインなどを指定して見積もりの依頼をしてみました。すると、4日ほどで出来上がり予想CG図と見積書を送ってきてくれました。見積もりの有効期間は2ヶ月ほどでした。

見積書は「一式表記」

ただ、まごころ価格ドットコムから送られてきた見積書が「一式」となっていて、要素単位の価格が分かりません。東京都から墓地当選の際に送られてきた資料の中には、石材屋選びの基本として、各要素ごとに見積価格を明示している会社から選んだ方が良いとアドバイスされていました。

「一式」の表示になっていると、正確な現地調査をしてから出てくる正式見積もりで価格が高くなっていても、どこがどう変わったのかが分からず、トラブルになりやすいとのことでした。

建立実績の実物確認

また、実物を見たかったので、多磨霊園における建立実績を確認したところ、同じデザインの墓石を使った多磨霊園での建立実績はないものの、同種の石材を使った墓所の区画番号を教えてくれました。

後日、その場所に行ってみると、かなり新しい墓石になっていて、周りのお墓と比較しても特に違和感のない立派な仕上がりに思えました。本当は数年経った墓石を見たほうが良かったのですが、新しい墓石だったのが残念でした。建立実績を聞くときに例えば、「同じ石、同じデザインで5年ほど経過した実績を教えてほしい」と具体的に確認した方が良いかもしれません。

多磨霊園近くの石材屋さんの見積もり

そこで、東京都が推奨している標準見積書の様式で出してくれる多磨霊園近くの石材屋さんにも見積もりをお願いしてみました。こちらは、値段は「まごころ価格ドットコム」よりも25万円ほど高かったですが、要素ごとに見積もりが書かれていて安心できます。

また、見積もりをお願いしたらすぐに現地を確認してくれていたので、この見積もりから大きく価格が変動することもないものと考えました。

緊急事態宣言

このあと、首都圏では新型コロナウイルス感染拡大防止のために緊急事態が宣言されてしまいました。あまり外出をしたくないので、収まるまで待つことにします。パンフレットをネットでお墓関係の情報を読んでみると、インドのM-10という石などが値上がり傾向等の情報もありました。

そうこうするうちに、多磨霊園では次の年度の募集が始まってしまいました。来年1月になると、また当選者が発表されて石材屋さんが忙しくなります。送ってもらった一部の石材屋は毎週のように電話をしてくるところもありましたが、まごころ価格ドットコムは数ヶ月ごとにお知らせのようなものを郵送してくる以外は特に契約を急かすようなことがなかったので、とても好印象です。

現地再訪問と再見積もり

6月に緊急事態宣言が終わったことを受けて多磨霊園の当選した区画を今一度見に行きました。すると背の高い雑草がたくさん生えていて驚いてしまいました。草むしりをして再度区画周りの写真を撮影しておきました。前回採寸した際は少し大きめに図ってしまったので、今回は区画を分ける線に沿って今一度の採寸をしておきました。

自分の区画の周りを歩いてみると、前回来た時には空き地だった場所にかなりお墓ができてきていました。やはり洋型の墓石が多いです。

洋型墓石

1月に貰ったキャンペーン価格の見積もりよりも10万円安い?

今一度、まごころ価格ドットコムに別のデザインの見積もりとCGで作ったイメージ図を作ってもらいました。そして、1月に送ってもらったデザイン、今回送ってもらったデザインで一つずつ、実際に刻む文字も決めてデザイン案を作ってもらい見積もりをもらいました。

とても不思議なことなのですが、1月に見積もりを作ってもらった時よりも値段が10万円ほど安くなっていました。アザリーというシリーズなのですが、1月に送られてきたキャンペーンパンフレットでは税別の定価116万円が特別価格95万円(税別)になると書いてあります。実際に送られてきた見積もりもこの特別価格の通りでした。

しかし、同じもので6月に見積もりをとると10万円ほど安くなっていました。石材の種類は同じものを指定しています。やはり海外から石材は送られてくるので、そのときの状況により大きく価格が変わるのでしょうか。1月のときは区画のサイズを大きく測りすぎていて、今回は少し小さく実測した寸法で見積もりを依頼したので、利用する石材の量が減ったことにより安くなったのかもしれません。

納期に関しては見積もりとともに送られてきた「お墓を建てるなら今がチャンス!!」と書かれたパンフレットには、「6月の契約で7月着工、8月に工事完了、特典のギフト券発送」と書かれていました。

契約へ

せっかくなので今回送ってもらった値段が安くなっていたプランでまごころ価格ドットコムと契約をすることにしました。契約書を送ったところ、まごころ価格への到着日で契約成立、ただし混雑しているので、「8月には工事が完了しない」と連絡してきました。納期という契約にあたっての前提条件が変わったのに、契約成立と言ってきたのは少しだけ強引な感じがしました。

現地(墓地)での打ち合わせ日程の調整をしたところで、納期も決定しました。納期はこの日までに完成を約束するもので、特に立ち合いなどは必要がないそうです。高い買い物なのに引き渡しのタイミングで立ち合いが必要ないというのも、少し違和感があります。

現地での確認と霊園への申請手続き

契約が終わった後は現地で、まごころ価格ドットコムさん立ち合いでの墓石工事開始にあたっての確認と霊園への申請手続きの日取りを決めます。この際は申請手続きのために墓所の使用許可証と認め印を持参するように言われました。また、立ち会う方の名前もこの際に教えてもらいました。

立ち合いの前日に事前に名前を伺っていた方から電話で連絡をもらいました。持ち物、集合時間、集合場所の再確認でしたが、立ち会う方の名前が変更になりました。もしかすると、まごころ職人といわれる工事を委託する業者の方しか立ち会っていただけないのかもしれません。

立ち会い日

約束の日に墓地へと向かいます。区画の前で待っていると業者の方がやってきました。まごころ価格ドットコムの名刺を持っていました。「まごころ職人」の肩書きになっています。私の勤めている会社では社員以外が会社の名前の名刺を持つことが禁止されているので、コンプライアンス的に大丈夫なのか少し心配です。

お墓は自身の敷地内に左右と奥に1.5cmの余白を設ける決まりが都立霊園にはあるそうです。敷地内ギリギリまで立てることはできません。私はロープが貼ってあった区画のギリギリまでで寸法を測ったので、さらに狭くなるようです。

また、敷石の高さも30cmまでという制約があって、30cmギリギリで建てると完成検査の時に合格しない可能性があるので少し低くなるということでした。

続いて、管理事務所に向かいます。工事申請ということで墓石の図面を提出しますが、職員の方から、「横幅と奥行きが大きすぎます。事前に墓地の図面を確認してから、この図面は作成されましたか?」と少し怖い感じで指摘を受けます。

立ち会ってくれた方が、「この場で寸法を訂正しますのでそれでよろしいですか?」と対応されてまずは一件落着です。墓地に何回も行くことができないので、確信的にこのようなプロトコルになっているのでしょう。多磨霊園の近くの墓石屋さんでお願いすれば、この辺はもっとスムーズに進むのだと思います。

一部のサイトでは、「まごころ価格ドットコムを利用するときには自分で正確に墓地の測量をしなければいけない、1cmの誤差も許されない」と書かれていることがありますが、実際には現地での立ち合い時点で正確に職人さんに測ってもらえます。

図面を奥行きで1.5cmの減算、幅で3cmの減算をして図面が訂正されました。

管理事務所に支払う工事申請の費用(3520円)は立ち会いの方が支払ってくれました。

管理事務所からは工事中の黄色い看板を二つ手渡されて申請完了です。この黄色い看板は立ち会ってくれた方が墓地に立てておいてくれます。

そこで立ち会いの方とは別れて、1時間ほどすると、まごころ価格ドットコムから「お墓の寸法に変更が生じたので別途図面を送るので確認、捺印をして返送をしてほしい」と書かれていました。

修正図面

数日後に修正後の図面が送られてきました。確かに横幅が左右1.5cmずつ、合計で3㎝短くなっているほか、奥行きは1.5㎝短くなっていました。

驚いたことは、すでに金額などが記載されている契約書に印を押したにもかかわらず、付属していた見積書の金額が1万円ほど安くなっていたことです。サイズが小さくなった分、利用する石材の量が少なくて済むので、見積もりが安くなったのだと思いますが、まごころ価格ドットコムはとても良心的だと思いました。

また、さらに数日後には「確認書」というものが送られ来ました。見積もりが安くなることを確認して署名、捺印し返送する書類です。この書類の到着をもって、お墓を作り始めるということでした。

進捗報告

確認書を送り返して数日後に進捗状況を報告するメールが送られてきました。石の製作に取り掛かり始めたということでした。中国の契約工場に発注をしたのだと思います。今後の工事のスケジュールについては決まり次第連絡するということでした。

先日、多摩霊園の近くを車で通ったので、当選した区画を確認してみました。当然ながらまだ何も作業は始まっていませんでした。

ただ、周りの区画に新しい墓石が建っていたり、墓石が建っていたはずの場所が更地になって、今度の新しい募集に備えられていたりして、周りの雰囲気はかなり変わっていました。

前金の支払い

先日、確認書が送られてきた際、トータルの金額しか記載がなく、前金の振り込みに関する案内が付いていませんでした。

このあと、何らかの案内が送付されてくるのかと思っていると、「先日、確認書を送ったがx月x日までにこの口座まで振り込んでほしい」という要旨のメールが送らてきました。

いくらの振り込みが必要なのかも記載はなかったので、契約額の半額を算出して指定の口座に振り込みました。この振り込みに対して、「入金のお礼」という書類が後日送られてきました。入金額と残金が書かれています。

前回の進捗報告から3週間ほど経ちますが、特にその後の状況は音沙汰がありません。念のため墓地の状況も見てみましたが、当然のごとく工事は何も始まっていませんでした。提携工場で墓石を作っているか、またはできた墓石を船で運んでいるかといったタイミングに相当するのでしょう。この期間の進捗状況を報告できれば、もう少し利用者は安心できると思います。できれば、公式サイトにログインすると、その時点の進捗状況を照会できるようにすれば、さらに良いでしょう。

音沙汰なし

前金を払ってから2週間が経過しお盆も過ぎましたが、工事予定やここまでの進捗に関する連絡はまったく途絶えてしまいました。念のため、お墓の状況も見てみましたが、当然、何も進んでいません。もう少し様子を見ます。

ここまでの印象ですが契約を決めるまでの対応は非常な丁寧、しかし契約をした後は対応が少しぶっきらぼうになるような印象です。契約をした後の顧客のフォローはもう少し丁寧に進める仕組みを構築した方が良いでしょう。

具体的には中国での石材の大まかな加工状況や、中国を出発したことの通知、日本に着いたことの通知等、もう少し連絡の頻度を上げると安心できると思います。

工事開始の連絡

お盆休みが過ぎてから現地での工事開始日の連絡がありました。「現地でのお立合いはされないと伺っていましたが、それでよろしいですね?」と聞かれました。立ち合いをするかしないかは、今まで話したことがなかったので、何か「立ち会ってほしくないのかな?」と思わせるような話し方で気になりました。ただ、工事の実施日は平日で立ち会うことはできないので、「立ち会いません」と答えておきました。

基礎工事完了

工事開始日の翌日に基礎工事完了の連絡がありました。2日間で基礎が完成してしまうのかとその早さを意外に感じました。

こちらに基礎工事の模様が紹介されていますが、通常、工期は2日間のようです。

お墓の工事の流れ | 矢田石材店
基礎工事(所要日数:通常2日)お墓工事開始前に、工事を担当する職人が、お墓が無事に完成することと、工事の安全を祈願します。今回お墓を建てさせていただく墓所です。 雑草などは、事前にある程度取り除いてあります。墓所全体を掘っています。土地それぞれの地盤にもよりますが、30センチ~50センチほど土を掘ります。墓所全体でお墓...

石積み工事の日程はまた別途の連絡になるとのことでした。週末にでも基礎の様子を見てこようと思います。

⇒週末に多磨霊園に基礎工事がどんな形で終わったのか見てきました。まさしく、上記の矢田石材店さんの工事の流れにある基礎工事完了の状態になっていました。木枠の中にコンクリートが流し込まれて固まった状態になっています。カロートの部分は土が見えるようになっていました。このあとは、外枠設置工事になると思いますが、工事日程の連絡を待ちたいと思います。

外枠工事と石積み

次の工事日程について連絡がありました。その工事日の夕方ごろになったら、工事完了の連絡がありました。現地の確認をお願いしますということです。

現地確認

翌日、多磨霊園に行って実物を確認してみました。本当に事前に送ってもらった完成予想写真のCGの通りにできています。石に気になるシミなども見つからず、とっても綺麗に仕上がっていました。シーリングもしっかりとされています。

彫刻されている文字の内容にも問題がないことを確認しました。納骨する部分も気をつけて開けてみましたが、こちらも綺麗に仕上がっていました。普段は目に見えない部分を綺麗に仕上げてくれていると、とても嬉しいです。

完成報告書

翌々日には郵送で工事を実施した時の現場の写真や請求書、10年保証書、お引き渡し書などが送られてきました。

追加の経費の請求は無し

とても大事なことですが、契約時に提示された金額から一切の追加請求はありませんでした。明朗会系です。残金はすぐに振り込んでおきました。

施工写真と解説

施工については写真と共に下記の解説がありました。

  • 根掘りの深さは30cm
  • 10cm程度の敷石と転圧
  • 20cm間隔で鉄筋を配筋
  • コンクリートの呼び強度は18n/mm2
  • ステンレス製金具で石のずれを防止
  • 石塔部墓石用特殊ゴムによる制震
  • 石塔部シーリング
  • 完成

気になった点

公式サイトにお墓作りのレポートが紹介されていますが、こんな感じの写真です。

京都府京田辺市にある田辺区墓地のお墓づくり
本日は京都府京田辺市田辺区墓地でまごころ職人が施工したお墓づくりをご紹介します。 まずは外柵から石材用ボンドとモルタルを使用して石材同士しっかりと固定します。 石材の隅々にはステンレス金具を使

こちらのサイトで紹介されている写真は敷石が比較的細かいのですが、送られてきた写真の敷石はもっと大きなものでゴロゴロとしていたので、ちょっと心配です。

調べてみると、JIS規格の0~40mm砕石を使うことが一般的なようですが、写真を見る限り、これよりもずっと大きな石のようです。

また、公式サイトでは免震シートを利用すると書かれていますが、レポートの中では使われている記載はありませんでした。

おわりに

コロナ禍の通販でのお墓作り、思ったよりもスムーズに進んでよかったです。

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