2021年デジタルの日ONLINE EVENT ─デジタル庁創設記念─ #デジタルを贈ろう

10/10にデジタル庁による「デジタルの日オンラインイベント」が開催されました。
ちなみに、一般的なコンピューターでは2進数が一般的に使われています。ONとOFF、0と1で表現する世界なので、10月10日、10月11日をデジタルの日と名付けられています。
最初に牧島デジタル大臣の挨拶です。カンペなしで自らの言葉で話しをされていたので、とても分かりやすかったです。
続いて、日本のデジタル度2021として、夏野剛氏、落合陽一氏、西村博之氏の対談です。デジタル庁では実際に役所に行って手続きをしたり、アンケートをとったりして調査を行いました。このデータを使って皆さんが感想を話すような構成になっていました。

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デジタルの普及

東京都では93%の人がスマホを使っているのに対して、長崎県では22.9%の人しかスマホを保有していないというのは本当に衝撃的なデータです。タブレット端末は10代が31.9%持っているのに対して70代は84.2%の人がもっていない、なぜ10代の人が多いかと言うとGIGAスクール構想で学校などでタブレットを配ったのでこのような数値になっているのではないでしょうか。
ウエラブル端末については全体で5%の人しか保有していません。Apple Watchなどがウェラブル端末に相当すると思いますが、まだまだ伸びしろが大きいようです。
都市部の情報はネットにたくさんあるけれども、地方についてはネットに情報が少ないのでスマホの普及率が低いのではないかといった議論がありました。

情報収集媒体

続いて情報収集媒体に関する調査結果です。最も情報を頻繁に入手するのに使っているのはテレビで82.1%、逆に本や雑誌は毎日活用している人は11.3%という結果でした。新聞は石川県の人の50.9%が最も活用しており、逆に東京都の人は64.9%の人は新聞を活用していないということで、都市部ほど新聞離れが起きていることが判ります。ニュースサイトやニュースアプリを最も活用しているのは50代という結果も面白いです。

デジタルサービスの活用状況

デジタルサービスの活用状況としては、メッセージアプリ(LINE)は77.8%、ネットショッピングは48.8%、音楽配信サービスは21.5%、有料動画配信サービスは25.5%、オンラインゲームは39.2%、キャッシュレスは90.1%という結果です。特にキャッシュレスの活用度合いが高いことに驚きました。政府の推進活動が実施される前の2019年7月の時点でも79.0%の人が活用しているので、比較的初期から普及した交通系ICカードなどが貢献しているのかもしれません。

動画配信サービスは有料しか調査されていないので、Youtubeを使っている人も入れるとかなりパーセンテージが変わると思います。

行政手続きのデジタル度

デジタル庁の職員さんが実際に行政手続きを実施してその時間を測定した数字が発表されました。今までの官庁はこのような調査を外の業者に委託して結果を集めるのに数ヶ月かかるというやり方が多かったですが、こちらの調査はサンプリングの数がたとえ足らなかったりしても、すぐに知ることができるのでデジタル庁らしい面白い取り組みだと思います。

今回実測されたのは、転出、転入、車庫証明の3種類で窓口の待ち行列に並んでから結果を得るまでにかかったトータルの時間です。

転出 21分
転入 30分
車庫証明 93分 (待ち時間が75分)

デジタル庁の新入社員、デジタル庁で新しい役職についたら自分で役所に行って手続きを経験するのが大事だろうという意見もあり興味深かったです。

キャッシュレスは遅れている、テレビは衰退している等、雰囲気情報が出回ることがあるので、しっかりとデータを前に議論することが大切、そして定期的にレビューすることが大事だという提言がありました。ちょうど、1年に一回のデジタルの日にこのような行政サービスがどの程度改善されたのかを振り返るのが大事なのでしょう。

デジタル庁アイディアボックス

「#声を届ける」と題して4つのテーマに関して国民の意見を募集しました。これらの意見には他の人が共感した場合は共感のマークを付けることができ、このマークが大きい意見が紹介されました。
(1)教育の分野デジタル化が進むならどんなことに期待しますか?
オランダの小学校では電子白板が当たり前のように使われていること、日本では電子白板が一般的に使われていないことをオランダの先生に話したら、ここにある電子白板は全て日本製なのにとても不思議だという反応を受けたという話題が提供されていました。もしも、電子白板が普及していたらコロナ禍でも円滑にリモート授業ができていたはずです。この話しを提供したのは一般の国民ではなく、乙武さんでした。
一連の議論の中で牧島大臣が発言している中で西村氏が「電子黒板に話しを戻しましょう」等、軌道修正を働きかけているのが印象的でした。
オンラインにすることが目的になってしまっている。先生が生徒に向かって一律に話していることを各回ごとに授業するのはいかがなものかというコメントも面白かったです。
(2)行政のデジタル化にどんなことを期待しますか?
情報の網羅性の達成にとらわれすぎている。実際には「情報がある」、「発見できる」、「理解できる」、「タスクをスムーズに遂行できる」の4つが必要になる。この4つを必須として企画やリリース段階のテストをしてほしいという意見が出ていました。
(3)医療のデジタル化にどんなことを期待しますか?
(4)情報アクセシビリティが低くて困っていることは何ですか?

今回のデジタルの日のイベント、ITに詳しくない人が見ても判る内容が多く、またいろいろと気づきのある議論が多かったので面白かったです。動画はYouTubeで見ることができます。

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