楽天モバイルのiPhoneで着信ができないトラブルと大きなリスク

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楽天モバイルのSIMを入れたiPhoneで着信ができないトラブルが複数の人で発生しているようです。電話をかけた人には「電話に出られません」と応答があり通話ができない、電話がかかってきたiPhoneの方では着信をしない、着信履歴にも残らないというトラブルです。

楽天モバイルでもこの事象は承知していて、機内モードをONにして少し経ってからOFFにするといった対策を推奨しているようです。ただ、そもそもこのトラブルが発生していることに気が付いていない利用者も多いはずです。人から来た電話に出ないうえに折り返しもしないということを繰り返していくうちに友達を失っていくパターンです。

逆に大事な電話に出られなくて大変なことになった人も多いはずで、携帯電話会社として大きな問題と楽天モバイルでは捉えるべきではないかと思います。

なお、この事象は楽天LINKアプリを使っていると発生する事象のようです。楽天LINKアプリをアンインストールして標準の電話アプリを利用すれば発生しないということです。しかし、楽天リンクアプリを利用しないと「国内通話が時間無制限・無料でかけ放題のサービスを受けられなくなります。

また、Yahoo!ニュースに掲載されていた記事を読んで驚いたのですが、楽天モバイルの公式サイトトップページから「Rakuten Linkアプリ利用で国内通話はかけ放題」はなくなってしまいました。かわりに、「1回10分以内の国内通話が月額1100円で何度でもご利用いただけます」がトップページで掲載されるようになりました。「Rakuten Linkアプリ利用で国内通話かけ放題」は小さな文字でリンク先に飛ぶようになっています。

リンク先を見てみると、iOSの対応機種の説明の中で、これまた小さな文字で「今後、OSのアップデートにより、アプリが利用できなくなる場合があります」という怖い注意書きがあります。

Yahoo!ニュースで指摘されているように、楽天モバイルではRakuten Link利用時にiPhoneで重大なトラブルを抱えていることから、トップページで大々的な「Rakuten Linkアプリ利用で国内通話かけ放題」の宣伝は外したようにも感じられます。

もしも、税抜2980円でデータ通信使い放題、プラスして1100円で1回10分以内の国内通話がかけ放題という形になってしまうと、ahamoなどの他の携帯電話会社の格安プランと比べて優位性が低くなるので、今後の楽天モバイル事業の拡大にとって非常に大きなリスクを抱えているのではないかと思います。

【2021/12/29追記】

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楽天モバイルは回復を発表

楽天モバイルは一部のユーザーで着信に失敗するトラブルに対するネットワーク網のソフトウェアアップデートが完了したことを12月28日に発表しました。引き続き着信に失敗する場合は、端末本体電源の入れ直し、無線LAN・機内モードのオン/オフをするように呼びかけています。

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