苗場プリンスホテルなど国内の31施設をGICへ売却

西武ホールディングスが31施設にも及ぶホテル、ゴルフ場、スキー場などをシンガポール政府系ファンドのGICへ1500億円程度で売却することを発表しました。

売却後も運営は継続

売却後もホテルやレジャー施設の運営、管理業務は西武ホールディングスの子会社（西武プリンスホテルワールドワイズ）が受託し、営業は継続されます。

施設を売却することでキャッシュが創出され、2021年3月期末時点の簿価を前提とすると800億円程度の譲渡益を計上される予定です。

ITMediaの記事では外資にホテルを売却することは日本人にとって残念なニュースではないというものもありました。例えばマリオット・インターナショナルも資産を持たずにホテルオーナーに手数料を払いながら運営しているのだそうです。

ただ、ゴルフ場で言えば、アコーディアが所有していたゴルフ場を売却して現在はゴルフ場の運営をしていますが、またゴルフ場を買い戻す動きがあることも報道されていたので、何が一番良いのか今ひとつよく分かりません。

売却を想定している施設は下記の通りです。

例えば苗場プリンスホテルと言えば松任谷由実さんがSurf &Snowと称して冬にコンサートをしていたことでも有名です。

万座温泉スキー場や万座プリンスホテルは映画「私をスキーに連れてって」で舞台になりました。

このような歴史の一ページを彩ってきた施設が海外のファンドの手に移るのは、なんとなく寂しい感じもします。