固定金利型住宅ローンの金利上昇と対策

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固定金利型住宅ローンで金利がここ数ヶ月、上がってきています。(とは言え、昔の金利が高かったときと比較するとまだまだ低いですが)

金利が上がるとこれからローンを組む場合は総返済額も増えてしまうので、金利の動きは気になるところです。

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固定金利期間選択型の住宅ローン

すでに固定金利型の住宅ローンを借りている場合も、ずっと最後まで固定金利のローン(全期間固定金利型)ならば不安は少なくて済むのですが、固定金利期間選択型の商品だと、例えば3年後、10年後等の固定金利期間が終わるときに、そのときの市場金利で見直しが行われるため、大きな負担増につながるリスクは否めません。

変動金利型の住宅ローン

変動金利型の住宅ローンには25%ルールがあって、5年後に返済額が増えるとしても上昇幅は25%以内に収めるルールがあります。(固定金利期間選択型の場合はこのルールは適用されないのだそうです)

ただ、25%ルールが適用されて減った分は返済しなくて済むわけではありません。元金部分の返済額がその分少なくなり、後々は結局は払わなければいけません。元金部分の返済スピードが遅くなれば、金利分の返済額は増えてしまいます。

これからのことは分からない

この世の中の誰にも、これから先の金利がどう推移してどの程度の水準になるのかを正確に予測できる人はいません。

結局は自分で判断しなければいけないことになってしまいます。

まず出来ることは、今借りている住宅ローンがどのようなタイプの商品だったかを確認してみてはどうでしょう。もしも、全期間固定金利型て金利も安かったら特に再検討の必要はないかもしれません。

もし不安な場合は、独立しているファイナンシャルプランナーに相談したり、読みやすい経済誌などで勉強してから金融機関に相談する方法もあるかもしれません。(予備知識が無いと、金融機関の提案が良いか否かわからないので)

昔の経験

今から7年ほど前でしょうか。最近の水準から見れば高い金利の固定金利型住宅ローンを組んでいたのですが、借りている銀行の方から、低い金利に変更手続きをしませんか?という連絡がありました。このときは不安だったので、いろいろ勉強してから銀行に出向いたのですが、契約書などを確認しても変な落とし穴は無いと判断して金利変更手続きをしました。

金額が大きいので、判断するのはなかなか難しいです。

【2022/12/31追記】

欧米に続き日本でも金利上昇を容認の方向

欧米では公定歩合の引き上げが行われてきていましたが、日本においても日銀が大規模な金融緩和策を修正したことに伴い長期金利が上がってきました。これを踏まえて、大手銀行5行をはじめとして、固定期間10年間の基準金利を0.1%から0.34%引き上げる動きが出ています。一方で変動型の住宅ローン金利は各行とも据え置いています。

これから先は日本においては物価高とともに、低金利時代も終焉しそうな様子です。

変動金利で住宅ローンを借りている割合が高くなっていますが、固定金利は上昇、変動金利は据え置きという状況が続くと、固定金利への借り換え時期を判断するのが徐々に難しくなりそうです。

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