カルチャーコンビニエンスクラブが提供しているTカードがありますが、このカードを通じて得られた情報を匿名化してオープン化することが報道されていました。
2022年3月現在で名寄せをしたうえで重複を排除したT会員数は7025万人となっています。また、週間の利用者は2469万人、月間利用者は4175万人です。
これらの人たちがカードを提示しての買い物など、年間35億件以上の購買トランザクション、15万店舗のネットワークで扱われる60億種類の商品データ、数千項目からなる顧客DNAのペルソナデータ、 オフライン・オンライン上の移動・行動データやメディア接触データ、またCCCマーケティンググループオリジナルのエンハンスデータなとが得られ、データベースに蓄えられています。
最近のTポイント
Tポイントカードは昔は取り扱うお店がとても多かったのですが、最近では楽天ポイントやdポイントに押されてしまい、扱うお店やチェーンの数が減少しています。今回のオープン化も起死回生を狙ってのことだとは思います。
今回も匿名化したうえで情報を流通することとなっていますが、複数の情報を組み合わせた時に、本当に個人を特定することができないのかについては、100%の安心はできません。私自身はこの手の話が報道されたら、少しでもリスクを低減するために、個人情報の提供を望まない(いわゆるオプトアウト)の手続きをするようにしています。
Tカード番号でオプトアウト
個人情報の提供を望まない場合は、こちらからオプトアウトできます。
電車の中でT-SITEやYahoo!Japanに登録してある情報からTカード番号を探してみたのですが、マスクがかかっているのでフルの番号を確認することができませんでした。
これだけ秘匿されている情報なのに、上記のサイトではTカード番号を安易に入力させる作りになっているのがとても気になりました。
T-Siteからオプトアウト
そこまで秘匿したいのであれば、T-Siteにログインした状態でかんたんにオプトアウトできるようになっているはずだと思い、T-Siteに行ってみました。トップページがSSL化されていないので、まずビックリです。
ログインページ以降はSSL化されていました。「マイページ→登録情報→ 提供先への個人情報提供を停止」と遷移すればオプトアウトできるようです。
このページを見て驚いたのですが、聞いたこともないような会社も含めて、個人情報の提供先がたくさん並んでいます。ちょっと背筋が寒くなりました。
最後に「今後、追加される提供先も含め、すべての提供先への個人情報提供を停止する(停止する場合は、チェックボックスのチェックを外してください)」というチェックボックスがあります。
このチェックボックスのチェックを外して保存、これでオプトアウト完了です。
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