多摩都市モノレールの上北台•箱根ヶ崎間の駅設置場所公表

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現在、多摩都市モノレールは東大和市の上北台駅と多摩市の多摩センター駅の間を南北に結んでいます。この路線の北にあたる上北台駅から先の延伸ルートが正式に発表されました。平成28年4月に交通政策審議会からこの区間については、「具体的な調整を進めるべき」とされていた区間です。

多摩都市モノレールの延伸計画
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多摩都市モノレール 立川

こちらは武蔵村山市の公式サイトにある多摩都市モノレール延伸の全体像ですが、今回発表されたのは、この中の黄色い青点線の区間です。

多摩都市モノレール延伸ルート

武蔵村山市公式サイトより引用

上北台駅からJR八高線の箱根ヶ崎駅まで、新青梅街道沿いにルートが新設されます。そして、箱根ヶ崎駅を含めて全部で7個の駅が新設されることが発表されました。

多摩都市モノレール延伸区間

上北台から箱根ヶ崎までは全部で約7kmです。駅の位置は下記のようになっています。

  1. 東大和警察署付近
  2. 村山医療センター北交差点付近
  3. 武蔵村山市役所の南にあたる本町一丁目交差点付近
  4. 三ツ木交差点付近
  5. 武蔵村山高校北交差点付近
  6. 瑞穂石畑交差点付近
  7. 箱根ヶ崎駅

武蔵村山市は現在は鉄道が市内を通っていません。昭和初期の村山貯水池を建設する時期には軽便鉄道が走っていたことがあり、既に廃止されてしまっていますが、現在でもトンネルなどの遺構が残っています。

武蔵村山市を走った軽便鉄道「羽村・山口線」
野山北公園を散策した際にすぐ近くにある武蔵村山市立歴史民俗資料館に寄りました。こちらには武蔵村山市の古くからの歴史や生活などの展示があります。

今回のモノレールが開業すると立川駅などへ渋滞を心配することなく一本で行くことができるようになるので非常に便利になります。

開業予定時期は現時点ではまだ発表されていません。新青梅街道の拡幅工事が終わったあとにモノレールの建設という順番になります。

拡幅工事については2028年度まで行われる予定なので、その後にモノレールを建設するとなると、開通は2030年代のどこかということになりそうです。今から10年以上先だと考えておくと良いでしょう。

【2024/02/27追記】

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東京都の小池知事が延伸に意欲

東京都の小池知事が多摩都市モノレールの延伸に意欲の報道がありました。多摩都市モノレールについては、町田方面、八王子方面、箱根ヶ崎方面の3つの延伸計画がありますがこの中ではやはり箱根ヶ崎方面の延伸計画が最も進んでいて、東京都は都市計画案を示し住民への説明会が開催されています。2030年台半ばの開業となりそうです。

一方で、町田方面については令和6年度から事業化に向けて費用対効果や収支の採算性などを調査する方針を昨年末に示しています。

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