スマホやスマートウォッチの転倒事故誤検知急増

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最近のスマホやスマートウォッチには転倒や衝突を検出すると、緊急連絡先にメッセージを送付したり、そのまま操作をしないでいると自動的に119番通報をする機能が搭載されるようになってきました。

しかし、スキーをしているときなどに、この機能が誤検知をして、119番通報をしてしまうことが多数発生していることが報道されていました。

こちらが報道のきっかけになった北アルプス広域消防本部の呼びかけです。

意図しない119番通報をしてしまった時は、消防署からの折り返しの電話に出て、「出動は必要ない」旨を伝えるように呼びかけています。

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iPhone14以降の転倒検出機能

2022年の秋までは特に問題にならなかった現象ですが、なぜ秋から目立つようになったのかというと、iPhone14の発売が影響している可能性が高いようです。11月下旬には総務省消防庁とアップルジャパンの間で話し合いも行われました。その後、アップルでは衝突事故検出の最適化を行うアップデートをしたということです。

この転倒検出機能は単なる迷惑機能というわけではありません。本当に人の命を救った事例もあります。総務省消防庁としては状況を注視すとしています。

Apple社でも誤検知を減らすために、さらなる精度向上が行われていくのではないでしょうか。

iPhoneの緊急通報機能

iPhoneには転倒検出機能とは別に、「長押しして通報」という機能も搭載されています。具体的にはサイドボタンとボリュームキーを同時に長押しすると、警報とともにカウントダウンが開始されます。カウントダウン中にキャンセルをしないと緊急通報される仕組みです。このような緊急通報機能が手持ちのスマホでどうなっているかをあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

iPhoneでは、「設定⇒長押しして通報(または5回押して通報)」で現在の設定内容を確認することができます。

Android搭載機種では?

また、Android 12以降のスマートフォンでは、電源ボタンを素早く5回押すと緊急通報する仕組みが搭載されています。緊急時に煩わしい手間を省いて通報するための機能で、電源ボタンを5回連打したあとは、アラーム音(オン/オフ可能)とともに5秒のカウントダウンが表示されます。このカウントダウン中にキャンセルしなければそのまま通報される機能です。

NTTドコモではこのような機能が搭載されていることと現在の設定内容の確認をする方法を周知しています。

ドコモからのお知らせ : 【お知らせ】 Android(TM) 12以降を搭載したスマートフォンでの緊急通報機能について | お知らせ | NTTドコモ

具体的な確認方法は、設定 → 緊急情報と緊急通報 → 緊急SOS → 緊急SOSの使用の手順です。

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