NTT東日本と西日本におけるフレッツ光の一部で通信障害が発生

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インターネット通信サービスの「フレッツ光」の一部がNTT東日本と西日本の管内で一部利用できなくなっています。インターネットが利用できないだけではなく、フレッツ光を利用した「ひかり電話」も使うことができず、110番などの緊急通報ができない状況です。

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障害の状況

NTT東日本では全域で4月3日午前7時10分ごろから光アクセス(フレッツ光)、ひかり電話、固定電話に障害が発生しており詳細は確認中としていましたが、午前9時30分の第二報では影響のあるエリアは東京エリア、神奈川エリア、北海道エリアとしていました。光アクセスサービスは約26.5万件、そのうち「ひかり電話」は約14万件が影響を受けているとしています。なお、光アクセスサービスにはフレッツひかりの他にコラボレーション事業者が提供するサービス(ドコモ光やSoftbank光など)やフレッツテレビ伝送サービスも含みます。

公表された件数から見ると、該当エリアの全件で通信障害が発生しているわけではなく、一部に限られているように見えます。ツイートを見ても、携帯電話が不通になってしまったときのような混乱の様子はなく、一部にはフレッツ光が使えているという報告があがっています。

大きな障害ではありますが、あまり混乱を招いていないのは、やはり携帯電話が主流になっていることによるのでしょう。インターネットを利用したり、電話をしたりするのは、スマホで携帯電話回線を使うことが多く、フレッツ光が障害になっても困らない人が増えていることに起因していると思えます。また、パソコンからフレッツ光経由でプロバイダーにアクセスできない人も、携帯電話回線でテザリングをすれば通信することができます。

フレッツシリーズ等の接続に関する故障情報でエリアを指定して照会すると、午前9時55分に復旧という表示が出るエリアがあります。徐々に復旧が進んでいるようです。

復旧報告

午前10時半の復旧報告では、午前10時8分にはすべて障害が復旧したことが報告されました。原因は該当のエリアの通信回線を収用する通信設備の故障としています。

【2023年4月3日追記】

原因は加入者収容装置の障害

NTT東日本は49拠点89台、NTT西日本は21拠点27台の加入者収容装置で同時に障害が発生したことが今回のトラブルの一次原因です。

障害を起こした加入者装置は全て同じ海外メーカー製の2018年から段階的に導入している製品です。非常に長いロングパケットが障害の起因になっています。

今回の事象を誘発するような作業はNTT西日本、NTT東日本ともに実施していないようです。ファームウェアの更新があったのか否か等、詳しいことはまだ分かりません。

他の通信事業者等にも影響する可能性もあるので、汎用的な製品であったとすれば、この機器のメーカー名と製品名は早めに公表してほしいと思います。

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