スマートニュースを見ていると、「全国のコナミスポーツクラブが月額980円でお風呂もサウナも入り放題」という広告がありました。
お風呂に入り放題になる月会費が安いプランを新たに作ったのだとすると、面白いニュースだと思い、広告をクリックして詳細を確認してみました。こちらがクリックした先のページです。
※https://www.konami.com/sportsclub/fitness/campaign/article/20230330/
(ページが削除されました)
すると、思っていた内容と全く異なることがそこには書いてありました。
コナミスポーツのサイトのリンク先のページには、お風呂が月会費で入り放題になるサービスの魅力をずっとつらつらと書いてあります。
続いて、コナミスポーツクラブの温浴施設は充実していることをアピールしています。
続いて、4月、5月の2カ月はキャンペーンで月額980円になることが書いてあります。(一緒にジムもやろうと書いてあるので、お風呂に入る専用プランではなく通常のジムのプランへの勧誘広告)
この月額980円で始めたプランで6月以降の月会費がいくらになるのかは、リンク先の一ページ目には言及されていないです。(最初の方のお風呂が月会費で入り放題になる説明をしている中に、「最も月会費が高い施設でも月額16,000円程度で使い放題となっており」という記載があるが、これに該当してしまうのかうどかは説明を読んでもよく分からない)
こちらの宣伝にも、980円だけが強調されていることが分かります。

コナミスポーツクラブから引用
コナミスポーツが一番読まれたくない、このキャンペーンを利用するための条件は、さらに次のページへ遷移したあとの、一番下に書いてありました。こちらの条件があります。
6月から8月の三ヶ月間は980円と比較するととんでもなく高い月会費を払わなければいけません。このように月額980円でお風呂に入り放題になるというのは嘘です。4月から8月までの月会費の合計額を「5で割った料金」が正しい月額です。消費者庁は是正指導しなければいけないほど、ひどい広告だと思います。
このように消費者が誤解する広告を出すほど、総合型スポーツクラブの経営が厳しい状況になっているのは、間違えなく、24時間営業しているセルフ式の低価格ジムが台頭してきているためでしょう。
ライザップグループが精力的に店舗展開している「ちょこざっぷ」に至っては、月額3278円でジムを利用することができるのと比較すると、消費者にとっては総合型スポーツクラブの価格の高さがとても気になります。
総合型スポーツクラブは富裕層向けに特化した施設が生き残って、気軽に運動したい人は24時間営業などのリーズナブルなジムに集まるのではないでしょうか。
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