江ノ電が混みすぎるためGWは地元民優先に

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新型コロナウイルス感染拡大前のゴールデンウィーク期間中に乗客が混雑しすぎるために地元民優先で駅を入場させる対策をとったことがありました。その後、コロナ禍で乗客が減少したため混雑も緩和されましたが、また2023年5月4日から6日の三日間で地元住民への優先入場を実施します。

鎌倉や江ノ島は人気の観光地であるとともに、大河ドラマの影響などもあり、観光客が押し寄せる傾向にあります。

しかし、道路事情がとても悪く、自家用車やバスなどではスムーズな観光はできません。

少しでも道路混雑を防止するために、鎌倉市では、パーク&レールライドという施策を実施しています。由比ガ浜、七里ガ浜、稲村ヶ崎の駐車場に車を停めて、鎌倉や江ノ島などへは江ノ電の乗り放題切符で移動できる仕組みです。

しかし、今度は江ノ電が混雑しすぎるということで、観光客はスムーズに移動ができない状況になってしまっています。

江ノ電は単線でこれ以上の列車の増発は難しい状況です。逆に少し前までは、12分間隔ダイヤでパターン化されていましたが、定時運行に対して余裕を持たせるために現時点では減便してしまいました。以前よりも江ノ電の輸送力は減ってしまいました。コロナ禍前よりもこのゴールデンウィークは混乱するかもしれません。(オーバーツーリズム)

鎌倉・江ノ島地域では、交通網の整備が喫緊の課題です。

鎌倉市スマートシティの江ノ電の取り組みを見ると、シェアサイクルの整備、MaaS、自動運転バス等のキーワードがありましたが、抜本的な解決になるとは思えません。

国道134号線や江ノ電が麻痺している現状から考えると、実現性があるのか否か全く想像もつきませんが、湘南モノレール-JR-小田急江ノ島線を使った鎌倉-江ノ島間の観光客の輸送や、海を使って湘南エリア、江ノ島、鎌倉の間の海上輸送を行うといった対策も必要になりそうな気がします。

せっかく、たくさんの観光客が集まる人気エリアなので、抜本的な解決を期待しています。

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