富士山からの綺麗な水が湧き出る忍野八海を散策

2023年4月の日曜日に富士散策公園からの帰り道で通りかかった忍野八海に寄ってみました。

かつて、忍野八海は「忍野湖」という湖でしたが、長い年月をかけて湖が干上がって、底に残った湧水地点が忍野八海になったと言われています。忍野八海は下記の8つの池から構成されています。

• 出口池
• お釜池
• 底抜池
• 銚子池
• 湧池
• 濁池
• 鏡池
• 菖蒲池

車で新名庄川の橋を渡ったときに、満開の桜と富士山があまりにも綺麗だったためです。橋を渡ったところにあった有料駐車場に車を停めて忍野八海を散策しました。有料駐車場は1回300円でした。

新名庄川沿いの桜と富士山

こちらが車から見えた綺麗な景色です。

川沿いの道をまずは富士山の方に歩いてみました。

外国人も含めてたくさんの観光客で賑わっていました。

来た道を振り返るっても、とても綺麗です。

忍野八海 お釜池

歩いて行ったところに、お釜池あがりました。

小さめの池です。

忍野八海 銚子池

続いて、銚子池です。

先ほどの、お釜池よりはかなり大きめです。

丸い池で底から水が湧き出しています。

忍野八海 濁池

続いて、濁池です。

鏡池と逆さ富士

続いて、鏡池です。逆さ富士も撮ることができました。

ゆっくりと散策することができて、良かったです。

【2009年8月訪問時のレポート】

石割の湯で温泉に入ったあと、まだ時間に少し余裕があったので、忍野八海にも寄ってみることにしました。半年ほど前に富士五湖に来たときにも、この近くを通ったのですが、駐車場がどこにあるのか判らずに結局は通り過ぎてしまったことがあります。今回は地図で事前勉強してからの出発です。

石割の湯の駐車場で、カーナビに目的地を「忍野八海」としてみると、２０分ほどで到着するようです。山中湖の南側をまわるようにして走り、そして河口湖へ行く道の途中で曲がるルートで指示されました。この通りに走っていくと、忍野村に着きました。

無料駐車場

細い道に入っていってしまいそうだったので、その前に駐車場を探してみます。すると、「無料駐車場」という大きな看板が見えました。「漁協」と書いてあるところが気になりますが、ここに停めさせて貰うことにします。

砂利道を入っていくと、川沿いに車を停めるスペースが十数台分くらいの駐車場がありました。近くに釣りをしている人もいましたが、駐車場そのものは非常にすいていて、邪魔になるような感じではなかったので、こちらにラフェスタを停めさせて貰うことにします。

忍野八海へ

この駐車場から歩いて数分で忍野八海の中心部に着きました。忍野八海のまわりは自然がいっぱいの深い森の中というイメージを想像していたのですが、何となくお土産屋さんに囲まれて池があるという感じで、ちょっとイメージと違いました。

こちらが忍野八海の地図です。

この地図、まわりを見渡したときの風景とどうも違います。実はお土産屋さんなどが作ってしまった池があり、そのような池は忍野八海に含まれないのだそうです。この看板の近くにも「中池」という目立つ大きな池があるのですが、人工的に作られた物のようで、こちらは忍野八海に含まれないようです。

この中池はとっても大きく水も澄んでいます。池の中ではたくさんの鯉が泳いでいて、観光客の人もたくさんがこの中池を見ています。ほとんどの観光客がこの中池を忍野八海の一つだと思っているのではないでしょうか。私も家に帰ってからよくよく調べるまで気がつきませんでした。その中池の写真も紹介します。

中池の中心部には深い池があります。こちらの中心部の池に行くためにはお土産屋さん中を通過しないと行くことが出来ない仕組みになっています。

湧池

こちらの池も本当に水が綺麗です。

濁池

銚子池

忍野八海の中でもっとも観光客が多い湧池のあたりからは、歩いて５分ほどのところではあるのですが、ここまで来ると、もうほとんど観光客の人は歩いていません。ゆっくりと池を眺めることが出来ます。

お釜池

小さめな池です。お土産屋さん？の建物の裏側にあり、エアコンの室外機などが池の水面に写りこんでいます。何となく残念な風景です。

鏡池

舗装道路の横にある長方形の池です。水が少し濁ってしまっています。

上記の池以外に、１キロほど離れたところにある出口池、はんのき資料館の中に入らない見ることが出来ない底抜池、そして菖蒲池があります。今回はこれらの池は回ることが出来ませんでした。

全般的に土産物屋に覆い尽くされてしまった感じもして、今回はかなり残念な感じがしました。今後はこれ以上、自然破壊が進まないことを願うばかりです。

【2022/01/30追記】

富士吉田忍野スマートインターチェンジ

富士吉田インターチェンジと山中湖インターチェンジの中間地点に、富士吉田忍野スマートインターチェンジを建設しています。当初は2020年に開通する予定でしたが、工事が難航したため2021年度中に利用できるようになる予定でした。

しかし、この予定もさらに伸びて、2022年夏頃に利用できるようになる見通しです。このスマートインターチェンジができれば、今よりもさらに忍野八海へのアクセスが便利になります。