映画「きみにしか聞こえない」を鑑賞

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オンラインDVDレンタルの楽天レンタルから、映画「きみにしか聞こえない」のDVDが送られてきました。確かこの映画は昨年公開されたばかりのまだ新しい映画だったと思います。調べてみると、2007年の6月16日から公開された映画です。

クラスの中で孤立気味のリョウ(成海璃子)は携帯電話を持っておらず、ほしいと思う反面、誰からも電話がかかってこない携帯電話など持っていても仕方が無いとあきらめてもいます。そんなリョウがある日学校から家に帰る途中の公園で、突然、携帯電話が鳴っている音に気がつきました。あたりを見回してみると、遊具の根元におもちゃの携帯電話が置かれていて、これが鳴っています。このときは単なるおもちゃだろうということで特に電話へ出ることもなく、そのままそのおもちゃの携帯電話を持って帰ります。

そして、今度はクラスでの授業中に携帯電話が鳴り始めます。隣の人の携帯電話が鳴っているのかと思い声をかけますがどうもそうではなさそうです。それどころか、携帯電話の着信音がクラスの中の誰にも聞こえていないようです。幻覚を感じたのかと、そのまま保健室に行きベッドで横になっていると、また頭の中の携帯電話が鳴り始めました。そして、電話に出てみると、見知らぬ青年シンヤ(小出恵介)からの電話でした。シンヤのほうもまさか誰かが電話に出るとは思っていなかったようでとても驚いています。


何回か話しをしているときに、この携帯電話には時差があることに気がつきます。リョウのほうがシンヤよりも時間が1時間遅れています。この時差があることが実は映画のクライマックスでの大きな役目を持っています。私であればもしも1時間の時差がある携帯電話を持っていれば、競馬の結果を教えてもらい、その着順で馬券を買って儲ける等、いろいろなことを考えてしまいましたが、この映画はそんな不純な話しは出てきません。あくまでも恋愛映画として話しが進んでいきます。

シンヤは長野のリサイクルショップで働く青年で、いろいろなものを直してしまうという器用さを持っています。長野の場面ではきれいな自然がうまく表現されています。しかし、シンヤはある障害を持っていることでリョウと同じように孤立しており、頭の中の携帯電話を通じて徐々にリョウと打ち解けていきます。シンヤは以前、鎌倉に住んでいたこともあり、ある日リョウを鎌倉に連れ出して、シンヤは長野にいるままで頭の中の携帯電話を通じてデートをするなんていうこともしていました。

そんなシンヤはリサイクルショップのオーナーにお願いして、仕入れのために東京へ行くことを許してもらいます。そして東京へ行ったときに今度は本当にリョウとデートをすることを約束します。ここから、映画のクライマックスへと進んでいきます。

映画全体は丁寧に描写されています。そんなこともあって、最後の衝撃的なクライマックスはまったく予想していませんでした。

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