ソニーが9980円で電子書籍端末「Reader」新機種を発売

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Sony Reader

 ソニーは以前より電子書籍端末の「Reader」を発売してきました。しかし、その後、楽天のkoboのリーダーが7980円で発売されたこともあり、ソニーのReaderは少し値段が高い印象がありました。

 ☆楽天の「Kobo Touch」を使ってみました

 そこで、今回はソニーから後継機種に関しての発表がありました。9980円というとても安価な機種が発売されるそうです。ちょうど今は楽天koboに対する評価は落ち着いてきています。また、まもなく、Amazonからは新しいKindleが発表になるものとおもわれます。

 しかし、そのコンテンツの量は魅力があります。ソニーのReader向けコンテンツを配信している「Reader Store」では、9月3日時点で6万3600冊の日本語コンテンツを準備していますので、楽天のKoboと比較するとかなりリードしています。

 今回の新しい端末では、microSDカードスロットを搭載している他、内蔵メモリーは2GB(うちユーザーの使用可能領域は1.3GB)です。これは書籍であれば最大で1300冊、コミックであれば約33冊が保存できる容量になります。

 内蔵のリチウムイオン電池で約3万ページの表示を可能としています。これは一日30分程度の利用で、2ヶ月間の利用に耐えるそうです。使用に当たっての条件が標準化されていないので、一概に比較することはできませんが、楽天のkoboは1ヶ月間とされています。

 画面については、E ink Pearlが採用されています。画面の解像度は600×800ピクセルです。ページの切り替え時に残像がそのまま残ってしまう特性がありますので、切り替え時に画面全体を白黒反転して残像を消さなければいけません。今回の機種では独特のアルゴリズムを採用することにより、白黒反転の回数を最大では15回に1回の割合まで減らすことができるようになっています。これにより快適に読書ができるようになったほか、バッテリーの持続時間も改善したのではないかと思います。

 楽天のkoboでも、このページリフレッシュの頻度については、設定で変更することができます。設定では1ページから6ページの範囲で設定することができて、私は6ページの設定にしています。これで使っていてもあまり違和感はありませんが、ソニーの新しいReaderで15ページとした時にはどんな使い勝手になるのかが興味深いところです。

 Amazonからそろそろ、新しいKindleの発表があるはずですが、これがいくらくらいで発売されるのか、揃えられる電子書籍コンテンツの量はどの程度になるのか、電子書籍の値段がどの程度になるのかなど、興味深い点はたくさんあります。これからが、日本国内における大きな戦いが始まろうとしています。

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