映画「オリヲン座からの招待状」を見ました

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 楽天レンタルから送られてきたDVDで、「オリヲン座からの招待状」という作品を見ました。2007年に公開された映画なので、今から5年前の映画になります。閉館することが決まった京都の映画館の館主が昔の馴染み客にラストイベントの招待状を送ります。


 このオリヲン座は昭和25年に開館した映画館で、当時は映画館のまわりもとても賑わっていた上、映画そのものも庶民の娯楽として定着していました。「君の名は」、「二十四の瞳」など、応援の名作の映画の1シーンが出てきたりもします。当初は松蔵(宇崎竜童)とその妻のトヨ(宮沢りえ)がこの映画館を切り盛りしていました。

 そこに田舎から出てきたばかりの留吉がオリヲン座で働かせて欲しいと転がり込みます。その後、病気で松蔵が亡くなってしまい、映画館は留吉とトヨが切り盛りする形になりました。しかし、一般家庭にテレビが普及するようになり、映画館に足を運ぶ人の数が減ってしまい、どんどん寂れていってしまいます。その上、留吉とトヨの変な噂話までもが出回ってしまい、映画館は空席だらけになってしまいました。

 そんな留吉とトヨの二人の話しに加えて、まだ幼かったときに映画館に通っていた男の子と女の子の二人の話しも重ね合わせながら物語は進んでいきます。

 ゆっくりと物語は進んでいき、大きな見せ場などが盛り込まれているわけではないのですが、最初から最後まで映画には釘付けになりました。宮沢りえの演技も素晴らしく、私自身はメッセージ性のある良い映画だと思いました。

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