スタジオジブリの宮崎駿監督が現役引退を発表

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イタリアのベネチア国際映画祭で、スタジオジブリの星野社長が、宮崎駿監督の現役引退を発表しました。9月6日に東京都内で宮崎駿監督自身による記者会見が実施される予定です。

今回は映画「風立ちぬ」が第70回ベネチア国際映画祭の最優秀部門を競うコンペティション部門にノミネートされています。上映は映画祭のメイン会場で実施されて、ほぼ満席になりました。この上映に先立って開催された会見の最後で、突然、星野社長から発表があったそうです。

9月2日の朝の情報番組では、このベネチア国際映画祭で風立ちぬが上映されて、スタンディングオベーションが巻き起こったことと、星野社長により宮崎駿監督が現役の監督引退を発表したことの二つが一斉に報じられていました。

宮崎駿監督は現在72歳ですが、最初は東映動画に入社しアルプスの少女ハイジやルパン三世カリオストロの城などを手がけました。高畑勲監督とはこの東映動画で出会ったそうです。劇場用映画監督としては、1979年に公開されたルパン三世 カリオストロの城が最初だったそうです。

そして、48歳でスタジオジブリを設立し、「風の谷のナウシカ」,「魔女の宅急便」,「もののけ姫」,「となりのトトロ」,「ハウルの動く城」,「千と千尋の神隠し」,「崖の上のポニョ」など数々の名作を世の中に送り出して現在に至っています。宮崎駿監督は今まで11本の長編映画を作ってきました。

この中でも平成13年に公開された「千と千尋の神隠し」は日本における映画の歴代興行収入一位の記録を打ち立てており、いまだにその記録は塗り替えられていません。宮崎駿監督自身も平成17年にはベネチア国際映画祭で栄誉金獅子賞を受賞した他、平成24年に文化功労者に選ばれています。

【2020/09/20追記】

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高畑勲監督の作品

NHKの「中国地方推し!@okayama 高畑勲〜日常のまなざし〜」という作品を見ました。高畑勲さんの映画は、高畑勲が見つめる日常が作品になっているのだそうです。

例えば、火垂るの墓というアニメ映画は高畑勲が九歳のときに体験した岡山空襲の体験がもとに描かれているのだと紹介されていました。インタビュー映像などを通して高畑勲監督は何を考えて何を伝えたかったのか、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーなどの関係者の証言など充実した内容の作品でした。

【2020/11/20追記】

本日の夜、金曜ロードショーでルパン三世カリオストロの城が放送されます。1979年に公開された古い作品ですが、宮崎駿監督の劇場監督デビュー作です。地上波放送での全国放送は今回で17回目、1999年2月26日の放送では視聴率が23.4%を記録しました。

マグミクスの記事によれば、公開当時は評価が大きく割れたのだそうです。要約すると、「面白い。でもこれはルパン三世ではない」、確かに他のルパン三世とは雰囲気がかなり異なる作品に仕上がっていると思います。

今夜の再放送では視聴率がどの程度になるのか、とても興味深いです。

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