自動車事故と保険会社の提示額

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Feedlyで気になる面白い記事がないか探していると、弁護士の人が交通事故にあったときの日記を公開していました。相手はクルマ、こちらは自転車での事故で、いきなり左折してきたクルマに接触したようです。

骨折などの大きな怪我はなかったようですが、去年3月1日に事故に遭い、完治するのは7月になっていたというので、かなり大変だったのではないかと思います。

弁護士が車に轢かれた結果を晒してみる - 弁護士三浦義隆のブログ
弁護士は守秘義務があるから担当事件のことは書けない。 以下は仕事ではなく自分の話なのでネタにしてみよう。 古い話だが去年の3月1日に車に轢かれた。 【悲報】車に轢かれる — ystk (@lawkus) 2016年3月1日 自転車で普通に車...

ここからが弁護士の方らしい話しになるのですが、相手の保険会社から約16万円の賠償金を支払うという通知があったとのこと。しかし、裁判をすれば確実に70万円になることから保険会社に考えを伝えて、結局60万円で和解したという話を紹介しています。

弁護士の方がこのような記事を公開いただけるのは、非常に参考になります。

この話から、保険会社は被害者の足下を見ることがわかります。法律的な知識がなければ、間違えなく最初に提示された16万円で和解してしまいそうに思います。

自動車どおしの事故であれば、こちらにも保険会社がつき、保険会社間の和解交渉になるので、まだ守ってもらえそうですが、こちらが過失ゼロの事故だと、こちらの保険会社が和解交渉をできません。たとえば、こちらのクルマが渋滞の最後尾で止まっている時に、後ろからクルマに追突されたといった場合は、こちらが過失ゼロになってしまいます。

そんなときのために、自動車保険に付いている弁護士特約が役に立ちます。毎月の保険料がそんなに増えるわけではないので、弁護士特約は付けておくようにしています。

歩いている時や自転車に乗っているときについても、自動車保険でカバーできる場合があるようです。

自動車保険によっては特約を付けておく必要があるようですので、まずは自動車保険の内容を確認しておくことをオススメまします。

【2017年5月3日追記】

なぜ保険会社が提示する保険金の額が低いのかについて解説がありました。

なぜ保険会社は低額の提示をしてくるのか - 弁護士三浦義隆のブログ
前回エントリには大きな反響があった。 はてなブックマークの人気エントリ1位になったし、PVは10万を優に超えている。 保険会社が正当な(裁判をしたとすれば認められるべき)損害賠償額から大きくかけ離れた低額の提示をしてくるのが常であることは、...

任意保険基準というものがあって、これが裁判基準に比較すると著しく低いからなのだそうです。したがって、保険会社は被害者に対してこの著しく低い任意保険基準にしたがって保険金を提示して、弁護士などを立てて不服を申し立てた人には裁判基準に近い金額で和解する仕組みになっているとのことでした。

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