CANOPUS キャプチャ製品不振で11億円の赤字

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 昔は高画質、高速なビデオカード、少し前まではビデオキャプチャーカード製品やノンリニアビデオ編集製品で人気を博していたメーカーであるCANOPUS社が、2004年2月期の連結決算で赤字を計上したようです。

 以前、MTV2000などで高画質キャプチャー路線を突っ走っていたときのCANOPUSはとても魅力的な会社でしたが、最近では高画質で便利なHDDレコーダーが一般的になってきたので、今さら、パソコンで高画質なキャプチャーカードを必要とする人が減ってきているような気もしますし、CANOPUS自身もMTV2000に続く商品では、少し製品ラインアップが中途半端になっていたと思います。

 今や、ビデオカードで高い収益を得るのも難しいですし、ビデオキャプチャーカードもこのような状況ですので、今後はかなり厳しい戦いを強いられそうな気がします。


【2012/10/05追記】

 最近、CANOPUSという会社名を聞かなくなってしまったような気がします。その後のCANOPUSがどうなったのかを調べてみました。すると、2005年にフランスの大手電機メーカーであるトムソンという会社が日本の子会社を通してTOBを実施しトムソングループ配下になったそうです。

 その後、2007年にグラスバレージャパンと経営統合して、グラスバレー社の傘下となるなど数奇な運命を辿っているようです。

 昔、ビデオアクセラレーターについても、ビデオキャプチャーボードについても、CPUが非力な頃には非常に大きな需要がありました。ところが、最近ではCPUの性能が大きく向上したほか、グラフィックアクセラレーターについても、チップセットの中に組み込まれてしまっています。非常に高速な3Dゲームなどを楽しむユーザー以外にとって、特に必要の無い商品になってしまいました。このような技術進歩があったとき、何か業態を変化させなければいけなかったのだと思いますが、その変化が追いつかなかったのかもしれません。

 私自身、MTV1000やMTV2000などを持っていますが、対応OSはWindows XPまでのようで、もはや最近のOS向けのドライバは無いようです。良い製品でしたが使えなくなってしまったのは少し残念です。

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