パイオニアがカーエレクトロニクス事業に特化

パイオニア-カーナビ

パイオニアが2010年の3月期までにテレビ事業から完全撤退すると発表しました。一時期はプラズマテレビでシェア一位を占めるなど、薄型テレビの分野では有力なメーカーでしたが昨今の低価格化の波には追随できずについに撤退という判断をせざるを得なくなりました。プラズマテレビは衰退して液晶テレビに時代が流れていったこと、液晶テレビのパネルも低価格化が進んで、参入したとしても低価格競争に巻き込まれてしまうことから撤退の道を選ばざるを得なかったものと思います。

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カーエレクトロニクス事業への集中

また、テレビ事業からの撤退だけではなく、事業の主軸をカーエレクトロニクス事業に移していくことも同時に発表しています。これに伴い、同社が持つ光ディスク事業については他社との協業について模索して、ホームエレクトロニクス事業についてはパイオニアが得意とするオーディオ、DJ機器、CATV関連機器の3分野にリソースを集中していくこととしています。


パイオニアの光ディスク事業と言えば、レーザーディスクの規格を独自で研究開発したことが有名です。その後、レーザーディスクの規格はDVDへと移っていき、色々な会社と競争をしなければいけなくなり、急速に収益が悪化したのではないかと思います。

とはいえ、パイオニアと言えば光ディスク事業という印象が今でも強く印象として残っているので、他社との協業に移していくというのも大胆な発表だと思いました。

今後注力していることとなるカーエレクトロニクス事業は、特にカーナビの分野でパイオニアは頑張っています。

カーナビはAV機能などを一体化させるなど、自動車の中の重要な装置の一角を担うようになりました。このような高付加価値商品では日本のメーカーは得意技を発揮しやすいのではないかと思います。

とは言っても、最近は機能を簡略化したポータブルなカーナビのシェアが徐々にあげてきていて、今後は予断を許さない状況になってきています。また、海外からは激安なポータブルカーナビも発売されるようになってきました。このまま行けば、カーナビの世界も薄型テレビと同じようなコスト競争に陥る可能性も高いと思います。

日本の企業にとっては、まだまだ正念場が続くことになりますが、単なる価格競争に陥らないよう消費者にとって有効な機能を開発、搭載して、差別化を引き続き図っていっていくことで今後も頑張って欲しいと思います。

【2021年2月5日追記】

カーナビに経営資源を集中させたことは裏目に出てしまい業績低迷で厳しい状況が続いています。

カーナビに泣いたパイオニア、データ・センサーで再生なるか|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
こちらは、カーナビに泣いたパイオニア、データ・センサーで再生なるかのページです。日刊工業新聞社のニュースをはじめとするコンテンツを、もっと新鮮に、親しみやすくお届けするサイトです。

今後は高機能センサーなどの分野へ進出するとしていますが、ぜひ、パイオニアには再生してほしいと願っています。

 

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