高速1000円で品薄になっていたETC車載器の在庫が復活

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高速道路

今年の春頃以降、高速1000円の話しが現実化してきたころから、ETC車載器については、ずっと品薄傾向が続いていました。

楽天市場でETC車載装置が売り切れ傾向
ETC車載機の品薄続く

しかし、最近では、カー用品店の店頭には「ETC車載器の在庫あります」といった張り紙がされているところを多く見かけるようになってきました。楽天市場などの通販ショップを見ても、やはりETC車載器の在庫を見つけるのが非常に容易になってきました。

なぜ急に在庫が復活してきたのかというと、普及が以前よりも進んできたこともありますが、それ以上に民主党のマニュフェストで高速道路原則無料化が盛り込まれているためです。民主党に政権が交代し、本当に高速道路が無料化されてしまうと、高速道路のゲートで料金を徴収しなくなってしまいますのでETC車載器そのものが不要になってしまいます。不要になってしまうとETC車載器は自動車に搭載していても無用の長物、無駄なものです。


しかし、民主党に政権交代したその日からすぐに無料化が実現するわけではありません。混乱を避けるために地方高速道路部分などで実験を重ねながら徐々に無料部分を増やしていくような形になると想像されます。また、首都高速道路など都心に近い高速道路では無料化されるのには時間がかかるのではないかと思います。

自民党の1000円高速ではゴールデンウイークやお盆の時期に高速道路の渋滞箇所が増えてしまいました。逆に鉄道などの交通機関はお客さんが減ってしまうという現象が発生しています。明らかに鉄道などを利用して移動していたお客さんが自動車での移動に切り替えたことがわかります。もし民主党の無料化が採用されてしまうと、鉄道から自動車への移動手段のシフトはさらに進んでしまうのではないでしょうか。また、物流の手段としても最近はエコで注目されていた鉄道貨物からトラックを用いた手段に逆戻りしてしまうのではないかとも思います。

また、日本道路公団を2005年に民営化して出来たNEXCOも、JRと同じように高速道路の料金収入で高速道路の維持などをやっていき収支を管理していこうという考えで作った会社になりますが、高速道路原則無料化になってしまうと、NEXCOの収入は税金に頼ることになってしまい民間会社としての意義も薄れてしまいます。

自民党から休日の高速1000円が発表されたときには正直嬉しかったのですが、今回の民主党の政策、原則高速無料化はちょっと行き過ぎた政策であるように思えてなりません。

コメント

  1. 臨機応変? より:

    楽天市場でETC車載装置が売り切れ傾向

    Photo by monkist  楽天市場のランキング市場を見ていると、ETCの車内装置が売り切れの傾向になっていました。特に売り上げランキングが上位の…

  2. 臨機応変? より:

    ETC車載機の品薄続く

     今年の3月あたりから高速道路1000円の政策に向けてや政府の助成金目当てでETC車載機の品薄傾向がずっと続いていて、一向に在庫が回復する様子がありませ…