井の頭公園にお花見に行くために吉祥寺通りを歩いていたところ、狐久保の交差点角にあるガソリンスタンドの前にこんな立て看板が立っていました。
この狐久保付近から南浦交差点、そして下連雀7丁目交差点にかけて、道路の拡幅工事をするため、それに向けて用地の買収を始めるそうです。連雀通りの北側にある建物が買収の対象となっていました。
連雀通りの北側は昔からの建物がずっとたっていて、建て替えが行われないことを不思議に思っていたのですが、昔から都市計画が決まっていたのかもしれません。
WEBで調べてみると、こちらに建設局の報道発表資料がありました。
☆三鷹3・4・7号三鷹国分寺線の事業に着手|東京都
三鷹3・4・7号三鷹国分寺線は、三鷹市井の頭一丁目から同市井口四丁目に至る延長約5.4キロメートルの地域幹線道路です。このうち、三鷹市下連雀五丁目から同市下連雀七丁目までの延長780メートルの区間について事業に着手します。
本事業は、幅員8メートルの道路を幅員16メートルに拡幅整備するものです。車道(幅員9メートル)は2車線、その両側に歩道(幅員3.5メートル)を整備し、電線類の地中化や街路樹の植栽を行います。
この発表仁よれば、電線類を地中に埋めたり、道幅を現状の8メートルから倍の16メートルに拡幅したりと、かなりの大工事になるようです。歩道が広くなれば、歩行者が安心して道を歩けるようになり、商店街が活性化する可能性もあります。現状では歩道の幅が狭すぎて自転車すらお店の前に置くことが出来ません。
また、こちらには詳しいPDFファイルもありました。
☆www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/12/DATA/20lc1400.pdf
歩道の幅は3.5メートルまで拡幅されるようです。また、街路樹も植えられるようです。
今後の工事の状況がどんな形で推移するか気になるところです。
【2017年1月24日追記】
この記事を書いてから 5年近くが経過しました。連雀通りの北側にあった建物は、8割程度が解体されて、セットバックした建物に立て替えています。狐久保の交差点角にあったガソリンスタンドも営業を取りやめました。このガソリンスタンドの横にあった「レストラン モンテベイラ」もずっと昔に営業をやめていて、この界隈も少し寂しくなってきました。
連雀通り商店街の大通りが拡幅されることは、この道を使う立場から言えば便利にはなりますが、昔のような商店街としての活気が取り戻せるのか否かは微妙な状況だと思います。
【2019/08/09追記】
かなり建物の撤去は進んだものの、南浦交差点前のガソリンスタンドや一部の民家の建物がまだ残っているので連雀通りを拡幅できる状況ではありません。
狐久保や南浦交差点に右折車線を付加してもらえるだけでも周辺の混雑が減るので、できれば部分的にでも拡幅してもらえるとありがたいです。
【2020/02/04追記】
まだ、南浦交差点にあるガソリンスタンドは元気に営業中ですが、今日は南浦交差点で交通量調査が行われていました。これから拡幅後の道路を設計する上で、右折車線の長さをどうするか等、基礎数値として利用するのでしょう。
【2020/06/24追記】
連雀通りの拡幅に向けた用地の買収はかなり進んでいます。瀬戸物屋の建物や南浦交差点のガソリンスタンド程度がまだ残っている建物です。以前と比較すると、ずいぶんお店の数は減ってしまったと思うのですが、拡幅工事が終わると、またお店は戻ってくるのでしょうか。ちょっと時間がかかり過ぎてしまったかもしれません。
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