iPhoneの苦戦が報じられる

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 最近、ネット上のニュースサイトではiPhoneの販売について苦戦していることを報じる記事が増えて来ました。昨年の10月ごろには700ドルに達していた米国アップル社の株価も今では500ドル前後にまで落ちてしまいました。

 シャープが供給している液晶画面は発注量が当初計画の半分にとどまっているといった具体的な数字も記事の中には現れ始めています。

 1月17日に発表された米国の調査会社、ABIリサーチは2012年末で20%弱と想定されるアップル社のシェアは2013年には22%まで上がるものの、その後は2018年までシェアが横ばいになるのではないかと予想しています。一方で韓国のSAMSUNGは2012年の33%から2018年には45%までシェアが上がると予測しています。


 そして、市場ではiPhoneの廉価版が発売されるのではないかという情報が飛び交い始めました。2013年の7月ごろには投入されるのではないかと、週刊ダイヤモンドでは記事にしています。今までは筐体は金属製でしたが、これをプラスチック樹脂に変更し外装は6色のカラーバリエーションを準備、価格は350$から450$と従来の半分にすると予測しています。

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 日本における市場をみていると、iPhoneが特別に高いという印象はありません。これはSoftBankやauが月々割などの特別割引制度を導入して、回線の利用料と端末の代金の区別がつきにくくなる仕組みを導入しているためです。従って、安いiPhoneが発売されるという話を聞いてもそんなにすごいことだとも思えません。

 ところが例えば中国を例にとると事情はまったく違っていて、安価な商品の品揃えがあるSAMSUNGがシェアで一位、高価なアップル社の製品は6位になってしまっているそうです。

 アップル社はスティーブジョブスが復帰後、非常に複雑多岐にわたっていた製品ラインナップをシンプルな構成に見直すことで、一つ一つの製品に対して、高い情熱をつぎ込んで最高の製品を開発できるような土壌を整えてきました。ところが、今回の廉価版iPhoneの話はこの流れに逆行する話に見えてなりません。

 アップル社に求められていることは、商品ラインナップの拡充ではなくて、新しいイノベーティブな商品の投入なのではないかと本当は思います。

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