KDDI(au)のメールトラブル

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KDDIは、アップルのスマートフォンやタブレット端末で、17日午前5時30分から一部のメールの送受信がしづらい状態が続いていましたが、19日午前3時前、およそ2日ぶりに復旧したと発表しました。

前日の16日に通信設備の一部で不具合があり、メールの送受信が行いにくくなりました。この不具合が解消されたあと、メールの利用が集中したことにより通信量が極端に増えて発生したとされています。

これが原因だったとしても、解消までに2日間もかかってしまったことは、かなりの異常事態だと思います。

まだ、詳しい障害の原因については発表されていません。

やはり、根底にはiPhoneを急速に売ったことは良かったものの、通信設備や回線などのインフラの増強が、通信量の増加に追いついていなかったため、負荷の高い状況が発生しやすかったのではないかと思います。

特に従来の携帯電話に比べると、スマホやタブレット端末はシームレスにインターネット環境に接続されており、通信量も多くなるため、インフラに与える影響も大きかったのでしょう。

このトラブルでは全国で127万台もの端末に影響し、利用者からは1万7000件もの苦情や問い合わせがありました。かなり広範囲におよぶ重大なトラブルということになります。

日経コンピュータなどの専門誌で今回のトラブルの原因が詳しく報道されることになると思いますので、その内容を確認したいと思います。

今後、KDDIでは設備の大幅な増強など抜本的な対策に乗り出すのではないでしょうか。

【2013 4 30追記】

4月30日に開催されたKDDIの決算発表の席上で田中社長から連続して発生した通信障害に関して謝罪がありました。4月16日から19日に発生したメール障害は人的ミスや設備の故障によるもの、4月27日に発生したLTEの障害はソフトウェアバグによる設備故障が原因であり、スマートフォンの普及によるモバイルトラフィックの増加とは関係ないと説明がありました。

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