クール宅急便の温度管理の問題

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先日、クール宅急便の温度管理に関して不備があることがマスコミにより報道されて、ヤマト運輸の信用は大きく失墜しました。クール宅急便は鮮度を保つためにあえて追加料金を払って利用者は使っているサービスです。もしも、運送の途中で荷物が常温下でさらされていたとすると、中の品物はいたんでしまうかもしれません。

ヤマト運輸の公式サイトを見ると、トップページに本件に関するお詫びと11月末までにクール宅急便に関する全ての作業工程を調査、再点検し抜本的な再発防止策を策定することが宣言されていました。

クール宅急便に関しては、ヤマト運輸としてのルールとして、

・各コールドボックスごと(運搬用の冷凍・冷蔵庫)の仕分け、または積み込み時間を5分以内に完了させる

・荷物は30秒以内に車両庫内、またはコンテナに積み込んでそれ以上の外気に触れさせない

と定めています。しかし、一部の営業所てはルールが守られていませんでした。日経ビジネスの記事によれば、全部で4000箇所ある拠点のうち、少なくとも約5%の拠点でルールが守られていなかったようです。さらには、2012年12月に関西地区で常温輸送していることが発覚し専門組織で対策を進めていた上に、今年の6月には大手スーパーからも改善を求められていました。そこまで、問題が内在していることが会社としては掴んでいたにもかかわらず、対策が後手後手になり今回の内部告発による朝日新聞の報道となってしまいました。

私自身は、宅急便を開発、推進した小倉昌男氏の「経営学」という本を以前読んでおり、ヤマト運輸という会社自体を信用していたので、今回のニュースは非常に残念に感じました。

ただ、どんな会社であっても、現場で色々な問題が発生すること自体は仕方がありません。ただ、現場で発生した問題の中で、全社展開が必要なものや本質的な問題をはらんでいるものなどが、上部にきちんと報告されて、上部ではその問題に対して真摯に対応するという一連のサイクルが正しく機能しているか否かが非常に大切だと思います。今回のヤマト運輸のケースでは前段で様々なトリガーがあったにもかかわらず、対応が遅れてしまったことが反省すべき点なのかもしれません。

11月中に取りまとめられるという再発防止策として、どんな内容が盛り込まれるのか、確認をして行きたいと思います。

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