少し昭和の香りがする自動巻き腕時計SEIKO5を購入

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seiko5

最近、スマホの時計で代用することで腕時計をはめていなかったのですが、ポケットからスマホを出して時間を確認するのもやはり面倒になってきたので、もう一度、腕時計を購入することにしました。なんと言っても現在は水晶を使ったクオーツ時計が全盛でしかも電波を使って自動的に正しい時刻に調整してくれる腕時計も多数あります。また、クオーツ時計は電池の入れ替えが必要でしたが、文字盤のところをソーラーパネルにすることにより電池の入れ替えを不要にしたモデルまであります。

出来るだけシンプルなデザインで安価な腕時計が欲しかったので、楽天市場で売り上げランキングで上位に入っている時計を探してみたのですが意外とこの希望に合うモデルが見つかりません。そんな中で売り上げランキングを徐々に下位のランクに目を移していった中で見つけたのが、今回購入したSEIKO5という腕時計です。

この時計、実は1960年代から70年代にかけてヒットしたモデルです。従って、クオーツ時計ではありません。いわゆるゼンマイが用いられた機械式の時計です。ゼンマイは歩いたり手を振ったりしたときに自動的にまかれます。その様子は時計の裏面がスケルトンになっているので、見ることができます。通常、このような時計ではリューズを回すことでもゼンマイを巻くことが出来るのですが、この腕時計にはその機能はありません。あくまでも自動巻きオンリーです。

すでに日本ではこちらのモデルは生産中止になっているのですが、アジアでは生産が続けられており、しかも大ヒットしているのだそうです。その人気の秘密は安価な価格、質感のあるデザイン、信頼性、切れないゼンマイ、ショックへの耐性、防水性(日常生活防水:3ATM)など、セイコーの技術が詰まっているところです。

今回は楽天市場の腕時計本舗というところで購入することにしました。いくつかのモデルがあるのですが、文字盤は黒、日付と曜日が表示されるタイプを選びました。

私が購入した時点では価格は5000円台でした。バンド調整をするために、同じく腕時計本舗で扱われていた、こちらのバンド調整工具も購入しました。この工具は140円でした。腕時計本体を同時に買った人にしか販売されません。

そして、3日後には商品が到着しました。この値段では信じられないほど、しっかりとした箱に入っています。5000円ほどの時計というと、通常は箱などには入っていなくて、透明のブリスターパックに入れられて店頭に吊されていることが多いのではないかと思います。これだけでも、SEIKOの意識の高さを感じます。

箱から腕時計本体を取り出して、さぁバンドを調整しようと思ったところで、一緒に購入したバンド調整用の用具が使えないことが判りました。

時計のバンドについてはこちらのページに詳しく書かれています。

☆腕時計の豆知識 ~バンド調整の方法とタイプ~

私が購入したSEIKO5はこのページの中で言うと板バネタイプでした。一方で購入した用具についてはロックピンタイプでした。腕時計本舗というお店は、腕時計本体とバンド調整工具を同時に購入した際に、「使えない」ということをチェックもしないで発送してしまっているようです。残念な対応だと思います。

結局、購入した工具のダイヤル部分を回しきって外したあと、細長い先端を千枚通しのように使って、バンドの駒を外しました。コツをつかむと素人でも何とかなりました。板バネが少し外れて3mm程度出てきたとき、ペンチで引き抜くようにするとうまくいきました。

時間や日時の調整も簡単です。リューズを二段階引き抜くと、時間を調整できます。そして、リューズを一段階引き抜くと、その回す方向によって曜日、日付の調整ができます。曜日については英語の表記ともう一つ、何語かわからない表記があります。何かと思って調べてみると、アラビア語でした。ここはもちろん英語表記にしました。

今日は一日、SEIKO5を腕に取り付けたままで過ごしてみました。最初は少し重いかなと思ったのですが、腕に付けて半日もたてば、もう違和感はなくなっていました。パッと時計を確認できることはとても便利です。

クオーツ時計とは違い、数年後にはオーバーホールが必要になってしまうようです。しかし、このオーバーホールには購入時の費用よりも高い価格がかかってしまうようです。かといって、数年も使えば愛着も出ているはずで、使い捨てにはしたくないはずです。数年後にこのオーバーホールをどうするかがもっとも大きな課題かもしれません。

【2014年11月4日追記】

使い始めてから1週間ほどが経過しました。意外と正確に時を刻んでくれています。購入してから数日の間は、朝になるとゼンマイが戻りきってしまったからか、秒針が止まってしまっていることもあったのですが、最近ではそんなことはなくなりました。歩いたりしているうちに十分にゼンマイが巻かれたのかもしれません。

こんなシンプルな時計なのに曜日や日にちまで表示してくれているので、地味に助かります。これからも大事にしたいと思います。

【2015/06/16追記】

購入してから半年以上が経過しましたが、依然としてこちらの時計を毎日つけて会社に通っています。腕にピッタリとフィットして、違和感がなくなってきました。付けていないときの方が違和感がある印象です。

SEIKO5の「5」の意味がWikipediaで紹介されていました。

1.切れないゼンマイ(ダイアフレックス)
2.耐震装置(ダイアショック)
3.自動巻き
4.防水機能
5.デイ・デイト表示

こちらの5種類の特徴からSEIKO5という名前になっているようです。

毎日、連続して利用していますが耐久性がどの程度あるのか、気になるところです。

【2019/02/12追記】

しばらく腕時計をつけずに行動していたのですが、スマホだと時間をさっと確認したり、日付を確認したりするのが不便なので、この5年前に購入したセイコー5 をまた付けてみました。

少し振るとすぐに秒針が動き始めたので、動作には問題がなさそうです。ちょっとずっしりとくる重さが腕時計を付けている感じを演出してくれて、この程度の重さがちょうど良いという感覚を取り戻しました。

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