住宅ローン金利が最低を更新

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日銀がゼロ金利政策を始めてしばらく経ちました。そろそろ、住宅ローン金利も落ち着くのかと思っていましたが、また住宅ローン金利が最低線を更新したという報道がありました。

三井住友信託銀行が7月に適用する主力の期間10年固定型の最優遇金利を、現在の0.50%から0.10%引き下げて、0.40%にすることを決めたそうです。

ほかにも三菱東京UFJ銀行は10年固定型最優遇金利を年0.55%、みずほ銀行は年0.75%にする方針で、この三行は自社の過去最低を塗り替える形になるそうです。これら三行については1月には0.75%から1.10%だったということですので、半分近くまで金利が下がった形になります。

住宅ローンの返済総額をシミュレーションしてみました。3000万円を10年間、金利0.4%で借りた場合と、金利0.75%で借りた場合の支払総額は下記のようになります。(団体信用保険や手数料等は一切見込みません)

金利0.4% 10年間 元利均等返済 固定金利  支払総額:30,608,936円
金利0.75% 10年間 元利均等返済 固定金利  支払総額:31,148,364円

金利0.4%だと10年間で60万8000円の金利を支払う形になります。一方、金利0.75%だと114万8000円の金利を払うことになることが判りました。これだけの金利差があれば、今年1月にローンを借りた人ですら、もしかすると借り換えをした方が支払総額を安くできるのかもしれません。

もしも、昨年に融資を実行した場合であれば、借り換えを積極的に検討した方が良いかもしれません。さすがに住宅ローン金利も底になっただろうと言われつつ、ここまで金利が下がってきましたので、この先の金利動向がどうなるのかよく判らなくなってしまいましたが、借り換えを検討しても良いのかなと最近思っています。

【2020/01/09追記】

昨日の日経に住宅ローン、固定型3割に急減、低金利の長期化見込むという記事がありました。確かにもうずっと長い間にわたって低金利政策が続けられてきているので、急激に金利が上がることは考えにくい状況ではあります。

ただ、経済の動きは専門家でも掴みきれないところもあるので、本当に低金利が今後も続くのかも分かりません。固定金利型の住宅ローンを選択すれば、金利が将来にわたって確定する一方で、変動金利型よりも金利は高くなります。ただ、以前と比較するとその金利差もさほど大きく無くなってきてもいます。変動金利と固定金利のどちらを選ぶのが良いのか、見極めが難しくなってきました。

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