駆け込み乗車撲滅のため駅の発車ベルを取りやめ

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先日、常磐線各駅停車に乗っていると、亀有駅に着く前で、「駆け込み乗車をなくすため、駅の発車ベルを鳴らさないのでご注意ください」という車内アナウンスが流れていました。

そのあと、電車は亀有駅に着き、発車の際にはドアのチャイムが「ピンポン」と鳴る以外は、駅の発車ベルは確かに鳴りませんでした。

確かに、プラットホームに上がるため階段を上っているときに、発車ベルが鳴っていると走りたくなります。また、階段を走って登ると、その努力を無駄にはしたくなくなるので、ドアが閉まろうとしてきても駆け込みたくなります。

発車ベルをなくしてみるというのは、確かに面白い実験だと思いました。

ネットで調べてみると、8月1日から常磐線各駅停車の取手、亀有間で実験が始まったそうです。乗っていた電車で様子を見ていると、確かに駆け込み乗車の助長には一定の効果があるように感じました。

もしかすると、今回の実証実験の効果が出て、全国の駅から発車ベルが無くなるかもしれません。確かにホームドアも整備されていけば、たとえ電車の発車に気がつかなかった利用者がいても、危険性は低くなります。

各駅では工夫を凝らして、その駅に所縁のあるメロディを流していたりしますが、それもここ数年で聞き納めになるかもしれません。これから先、子どもには昔は電車が発車する時には駅でベルが鳴っていたんだよと説明しなければいけない時代が来るのではないでしょうか。

まずは、今回の実証実験の結果がどうなるか、興味深く見守ろうと思います。

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