JTB旅行券(ナイストリップ)利用時の注意点

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先日、JTBの旅行券をもらいました。特に期限はなく、JTBが営業を続けてくれる限りは利用することができるようです。

今年末でJALのマイルの中で失効するものがあったので、特典航空券を使いつつ、宿は旅行券で手配することにしました。

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旅行の手配

目的地は風情のある温泉地にしました。

特典航空券の方は簡単にネットで確保することができたのですが、JTB旅行券の方は使い方がわかりません。まずは使い方から勉強しました。

ネット下見

すると、ネットで宿を手配しても旅行券での清算は店舗に行かなくてはいけないようです。

しかも、JTBの公式サイトで扱っているプランの中で、るるぶトラベルが扱っているものは、旅行券が使うことはできないと赤文字で明記されていました。るるぶトラベルが取り扱うプランは格安なプランが多かったので、これが使えないのは痛いです。

窓口へ

仕方がないので、旅行券を使える宿の中から手頃なものを選んでおき、自宅の近くの店舗に出向いてみました。お店に行くとすぐに窓口に案内してくれたので、旅行日と一人二万円、旅行地、温泉地の中心地という条件で、宿の提案をお願いしました。

すると、お店のパンフレットの中から1つ選んで提案してくれました。ただ、値段も2万円を大きく超えますし、事前に狙いを付けておいた宿とも違います。

事前に狙いを付けた宿は、パンフレットで確認すると一泊の値段が6000円も高かったので驚いてしまいました。もちろん、プランの内容が大きく異なる可能性がありますが、ネットで調べたものも、パンフレットでに載っていたものも、部屋と料理は宿にお任せでしたので、違いを知ることはできませんでした。

どうも、ネットで閲覧して旅行券が使えるプランを選んでおいても、店頭では特にお店側からはそのプランの提示はないようです。

事前調査が功を奏す

仕方がないので、ネットで事前にこの宿を見つけたのですがと確認すると、手元の端末で確認を取ってくれて、2万円弱のネットと同じ価格での案内が可能だと教えてくれました。ただし、取り扱い手数料として、別途540円が課金されます。

この手数料については、旅行券を使って宿の手配をしたければ逃れることが難しそうだったので、了解しました。

今回の手続きを通じて感じたことは、窓口での手配は時間がかかるということです。名前や住所、電話番号、メールアドレスなどを1つ1つ丁寧に確認していくので、単に個人情報を登録してもらうだけでも、かなりの時間を必要としました。

また、お店に置いてあるパンフレットの中で紹介されているプランからしか選べなかったとしたら、予算を大幅にオーバーしていたことは間違えありません。

これでは、パソコンやスマホが使えないお年寄りはこの高い価格のプランしか申し込めなくなってしまいます。ただ、窓口で丁寧に説明してもらえるということは、大事かもしれません。

店舗を維持するコストはかなりかかると思いますので、JTBとしては、ネット利用客よりも店舗利用客のコストを高くしなければいけないことはわかるのですが、ちょっと行き過ぎているのではないかとも思いました。

【2019/05/25追記】

JTBは2019年3月期の決算出151億円の赤字を発表しました。今やインターネットで旅の手配をするのは当たり前になってしまったので、店舗網を持っている旧来型の旅行代理店は厳しい状況に置かれているのでしょう。

今回の大幅な赤字は海外事業の不振や旅行の価格を日々、機動的に変動できるインターネット時代に対応したシステムに見直すための費用を計上したことが理由とのことです。後者のシステム見直しについては前向きな投資になるので、業績の不振とは別に考えても良さそうな気がします。

アパホテルは需要に応じてダイナミックに宿泊料金が決まることで有名ですが、JTBでもそのような価格の変動をさせていこうということなのでしょう。

JTBの旅行券をまだ余らせているのですが、窓口でしか使うことができません。旅行の相談は有料にする等の取り組みが行われてますが、窓口で購入する旅行の内容はインターネットで購入する旅行の予約よりも大きな付加価値が付く等の仕組みができていくと嬉しいです。

【2020/07/31追記】

現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、出来るだけ外出は控えたいところです。そんな中で、8月1日からJTBは自宅にいながらにしてスタッフと旅行の相談ができるオンライン相談を25店舗で始めます。

利用するツールはマイクロソフトのteamsです。東京では、トラベルゲート新宿店、新宿西口店、吉祥寺店、都庁内店、トラベルゲート有楽町店、プラチナム渋谷店、プラチナム池袋店、クルーズ本店、北千住マルイ店、トラベルゲート立川店、町田東急ツインズ店がオンライン相談に対応します。

電話相談でも一緒ではないかな?とも思ったのですが、例えばカタログを映したりするためにはテレビ電話の方が便利でしょう。ただ、LINEのテレビ通話ならばまだしも、Microsoft teamsとなると、ITを使い慣れていない人にはハードルが高いかもしれません。

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