Windows標準のDefender以外に他社製ウイルス対策ソフトは必要か

以前であればWindowsパソコンを購入したら、サードベンダーのウイルス対策ソフトを購入してインストールすることはほぼ常識として定着していました。しかし、Windowsの標準機能としてWindows Defenderが装備されて機能アップを続けてきているので、そろそろ他社製ウイルス対策ソフトを購入する必要はないのではないかという記事もネット上で見られるようになってきmさいた。

GIANT Company Softwareのマイクロソフトによる買収

初期のWindowsではウイルス対策の機能は実装されていませんでした。その後、マイクロソフト社が2004年にGIANT Company Softwareを買収し、この会社の製品であるGiant AntiSpaywareを元にWindows Defenderが登場しました。最初に2005年1月にMicrosoft AntiSpaywareという名前でリリースされてWGAの確認をすることでインストールすることができました。

マルウェア対策ソフトとしての進化

その後、2006年10月に英語正式版が公開され、すぐの2006年11月に日本語正式版が公開されています。そして、Windows XP、VistaとWindows 7では標準コンポーネントの扱いになりました。

このころのWndows Defenderはマルウエア(スパイウェア)対策ソフトという立ち位置でサードベンダーのウイルス対策ソフトと並行して使うものでした。これは既存のウイルス対策ソフトを販売しているベンダーへの配慮もあったのではないかと言われています。

私自身はつい最近までこの認識だったのですが、Windows Defenderの機能追加を繰り返すうちに他社製ウイルス対策ソフトの置き換えが可能な程度に成長したようです。

ウイルス対策ソフトへの進化

その後、2012年にリリースされたWindows8でMicrosoftはアンチウイルス対策ソフトとしてWindows Defenderの名前を付けて標準コンポーネントとしました。他社のウイルス対策ソフトを導入した場合のみに切り替えが可能な方式になりました。Windows7が優秀なOSであったため、Wndows8を使ったことが無かったため、このような変化があったことを知りませんでした。

考えてみれば、以前であれば巣のWindowsしかインストールされていないパソコンを入手した場合、ウイルス対策ソフトは何もインストールされていない状況であり、これをインターネットに接続すると大きな脅威にさらされたことになります。メーカーによってはサードベンダーのウイルス対策ソフトの期間限定版をインストールしておいてこの脅威を回避させていましたが、Windows標準の機能として組み込まれたことで、消費者にとってみると安心感が大きく増したことになります。

Windows 10への進化

2015年7月のWindows10についてきたWindows Defendrのセキュリティ機能は大幅に強化されて、AV-Comparativesというセキュリティ製品の第三者評価を行う機関が発表する防御率でも100%の防御を達成しているとのことでした。Windows 10 Homeにおいてもすべての基本機能が備えられています。たとえば、Windows Defender Application Guardでは仮想ブラウザの機能まで統合しています。

量販店などでWindowsパソコンを購入する際に、サードパーティ製のウイルス対策ソフトを合わせて購入した方が良いと勧めてくる店員もまだいるかもしれません。各社とも日進月歩で技術開発を進めて、一律にどれが良いかと言える状況ではありませんが、上記の経緯のようにWindows標準機能であっても大きく安全性を高めてきていますので、サードパーティ製品を購入するか否かは情報を収集しておいてからの方が良いかもしれません。

また、Windows7のパソコンをこれから処分することも多くなると思います。もしもそのパソコンで、サードパーティ製のウイルス対策ソフトを使用しており、かつ毎年、契約が自動延長される仕組みになっている場合は、もはやパソコンは処分して使っていないのにウイルス対策ソフトの費用はかかる状態になってしまいますので、処分時に契約を打ち切る手続きが必要になります。

Windows標準機能とサードベンダー

Windowsが標準機能としたためにサードパーティが厳しい状況になった事例は、今までも数多くありました。例えば、TCP-IPの通信プロトコルがWindows95に組み込まれたときや、ブラウザの機能がWindows95でPlus!として提供されたとき、MP3などの音楽コンテンツをWindowsで再生できるようになったとき等、本当に数多くの事例があります。

従来はウイルス対策ソフトを販売していたサードベンダーは、Windows Defenderの進化に伴い、大きな影響を受けるものと思います。今後の動きが気になります。

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