KDDIが格安スマホブランドを設立へ

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10月30日にKDDIがオンラインサービスに特化した格安スマホ会社のKDDIデジタルライフを設立することを発表しました。11月2日に設立されます。さらに携帯電話の割安プランの新設についてはメインブランドのauでは当面行わないことも併せて発表しました。

新しく設立する会社は自社では回線を持たずに大手から借りる仮想移動体通信事業者(MVNO)の位置づけとします。契約者情報を内蔵したSIMカードは利用せずに、カードが不要なスマホの中に搭載されたeSIMを活用して、オンライン上ですべての手続きができるようにします。同種のサービスを提供しているシンガポールのCircles Asia社とも提携します。

今回の発表により、auはブランドが5つ(au、UQ mobile、BIGLOBEモバイル、J:COM MOBILE、KDDI Digital Life)になります。それぞれでどのようにサービスを差別化していくのでしょうか。

新たに設立するKDDI Digital Lifeは自分で契約や設定をオンラインを駆使しながら対応できる人を中心に安価に素早くサービスを提供する形になるのではないかと思います。SIMカードの発送すら必要ないので、デジタルに慣れた顧客層には人気が出るのではないかと思います。しかし、サービスに差別化ができないので他社がこのサービスに追随した場合、熾烈な競争が繰り広げられそうです。

逆にauについては店舗をもってあまりインターネットの利用に慣れていない人に対しても親切丁寧に対応するけれども通信料金は高価な体系を維持するのではないでしょうか。

NTTドコモでもサブブランドを作ることが時事通信で報じられていましたが、今後、政府の狙い通りに携帯電話料金は安くなっていきそうです。

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