総務省がiPhone13などのデュアルSIMに対応したiPhoneシリーズを「「技術基準への不適合等が確認された端末機器の一覧」に追加しました。
技適とは?
無線通信機器は無秩序に各社が機器を販売すると電波の干渉等問題が発生するので、日本で使う無線通信機器には電波法に基づく「技術基準適合証明」「工事設計認証」や電気通信事業法に基づく「技術基準適合認定」を取得する義務があります。国内で使う無線機器にはこれらの技適に適合していることを証明する技適マークと認証番号を分かりやすい場所に表示しなければいけません。
対象機種
今回、技術基準への不適合などに掲載されたiPhoneはiPhone XS、XRから iPhone13シリーズまでのeSIMに対応する機種です。(全部で15モデル)
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12
- iPhone 12 Pro
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 mini
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 13
不具合が発生する条件
「音声通話ができるSIMカード」と「データ通信専用のSIMカード」を組み合わせてご利用の場合で、かつ、モバイルデータ通信を「データ通信専用のSIMカード」でご利用した場合。
発生する事象
緊急機関(110、118、119)への発信ができない
暫定対処
暫定的な対処方法として、「モバイルデータ通信」用の回線に「音声SIM」を設定することがimpress watchで紹介されていました。
Appleの公式サイトにも下記のように対処方法が紹介されています。
人命にも影響しかねない事象であるため、総務省がリストに追加したことは順当なことだと思います。Apple社の今後の正式な対応がどうなるのか、気になるところです。
コメント